国文学科会文学講座 【過去からの提言】 鈴木 直子先生よりメッセージ
2024年10月12日(土)13:30~ 旧女子短期大学図書館2階セミナールーム
「女性作家たちの未来予想図 家父長制を超えて」
講師:鈴木 直子(すずき なおこ)先生 清泉女子大学教授。元青山学院女子短期大学教授。専門は日本近代文学・女性文学など。 からのメッセージ
「過去からの提言」はまさに、文学の重要な仕事の一つです。特に近代、格差社会と労働者搾取を問題視し、来るべき理想社会を模索した様々な「ユートピア」文学が書かれ、その一つウィリアム・モリス「ユートピアだより」は芥川はじめ日本文学にも影響を与え、宮沢賢治文学もエコロジーの未来を模索した提言と捉え得ます。
女性差別とジェンダー平等についても、同様の模索がなされてきました。もし女性が政権を握ったら?男性が妊娠出産を担ったら?女性作家たちが、圧倒的な家父長制社会の中で想像力を駆使して書いた文学作品は、「フェミニストSF」として知られています。
実は日本にも「過去からの提言」を行った女性作家がたくさんいます。今回は有吉佐和子、倉橋由美子、笙野頼子、村田沙耶香などを取り上げ、彼女たちが生きた昭和の時代と、それを乗り越える卓越した想像力の世界を、紐解いてみたいと思います。
*単回募集はメールで受付します。(募集人数5名 先着順)
申込方法:件名を「文学講座単回参加希望」とし、
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折り返し同アドレスよりご返事をいたします。
参加費:2000円(当日受付でお支払いとなります)