古美術研究会OB会「甃会」
その後60年の歳月を経る中、後輩たちが途切れることなく活動を続け、今日に至っております。卒業生(OB・OG)は1,100名を超え、OB会組織「甃会」として親睦活動や現役学生との交流・支援、古美術研究の啓発活動を続けています。
70代から20代まで、青山キャンパスで過ごした風景はそれぞれの時代で異なっていても、私たちには共通のキーワードがあります。それは「甃」という文字、誰もが辞書を引かずに読めること。私たちは同じ石だたみの上を歩んでいるのです。
新1万円札の肖像となった渋沢栄一は、生涯に500以上の会社の設立に関わり「日本資本主義の父」として有名です。
また教育普及においても、演説や寄付によって各校の発展に尽力しました。我が青山学院においても、私立青山学院財団の
名誉評議員を務めるなど、ご縁がある方です。更に、関東大震災にあたっては、民間の力を結集させ復興事業の義援金集め
に奔走しました。そして、帝都復興祭(昭和5年:1930)の翌年に91歳の生涯を閉じました。
今回は、都内の渋沢栄一ゆかりの地を訪ね、「ご¥(ご縁)にあやかりたい!」という企画です。
皆様のご参加をお待ちしております。
〇開催日時:12月21日(土)
〇集 合:9時半(JR王子駅北口改札を出てすぐのポスト前)
〇解 散:16時頃(日本橋高島屋)
〇行 程:JR王子駅北口(集合)⇒お札と切手の博物館(「お札の誕生祭」開催中)⇒飛鳥山公園⇒
渋沢資料館<旧渋沢庭園・晩香廬(重文)・青淵文庫(重文)>⇒JR王子駅…昼食休憩…JR王子駅…京浜東北線…JR東京駅⇒
常盤橋御門跡⇒常磐橋(明治期の石橋)⇒渋沢栄一銅像(朝倉文夫作)⇒常盤橋(震災復興橋)⇒
日本銀行(重文)⇒貨幣博物館(持物検査有り)⇒一石橋(迷い子のしるべ石)⇒西河岸橋(震災復興橋)⇒
日本橋三越本店(重文)⇒日本橋(重文・明治期の石橋)⇒日本橋高島屋(重文・解散)
〇募集定員:30名程度(定員に達した場合は、HPでお知らせいたします)
〇参 加 費:無料(交通費・昼食代は各自負担)
※ただし、スムーズな入館手続き(渋沢資料館300円…20名以上団体240円)及び保険料として、
集合時に1名300円を集金させていただきます。
※当日は、歩きやすい服装でご参加願います。
〔申込み・問い合わせ〕
甃会事務局メール:ishidatamikai@gmail.com 又は
甃会ホームページ: https://ishidatamikai.jimdo.com/ お問い合わせページをご利用ください。
※亀村携帯(080-9556-7145)への電話でもお受けします。
2013年12月に公開され、好評を得た映画「武士の献立」の脚本家・柏田道夫さん(1977年卒・工芸班)話題の最新作、「劇場版:武士の献立」のチケットがただいま先行販売中です。本作は本邦初の試みの「4Dシアター」とのことです。ご興味のある方は是非ご購入ください。
◇11月9日(土)~17日(日)草月ホール(港区赤坂)
※詳しくはホームページで⇒https://bushinokondate-stage.themedia.jp
青山学院創立150周年にあたる2024年、9月16日(月・祝)同窓祭が青山キャンパスで盛大に開催されました。
荷物の搬入時には雨もなく、準備の段階で小雨。開始の頃には雨も止み、連日の猛暑から比べ、少し涼しくなりました。お陰様で、甃会17409教室での1日を無事に終えることができました。たくさんのご来場があったことを役員一同、何より嬉しく思います。こちらにご報告するとともに、皆様に感謝申し上げます。
この日を振り返ります・・・すべての写真はこちらからご覧いただけます。
教室での展示準備が始まったのは9時でした。昨年は4年ぶりの開催でしたので、何もわからずに始まりましたが、今年は少し余裕もあり、9時45分には準備が整っておりました。
朝早くからお手伝いくださった皆様、心よりありがとうございます。
これまで15回行われてきた「古美術を語ろう会」には様々なコースがありました。
懐かしい人たちとの懐かしい場所・・・を振り返ったり、あるいは行ってみたいなと、興味ある場所・コースがあったかもしれません。
この会場で実施したアンケート、またWebアンケートの結果は今後の「古美術を語ろう会」企画の参考にさせていただきます。
さて、13時から最大の目玉である講演会が始まりました!
「源氏物語 ー最後のヒロインが求めたものー」講師は赤塚雅己さん(日文80年卒 建築班)
MCは同期の葛城明彦さん(80年卒 彫刻班)により進められました。
聴講者は130名以上、教室はほぼ満席となりました。皆様、熱心に聴き入っておりました。一般の方がこれだけ集まってくださったのはこの上ない喜びです。古美研の顧問である出光佐千子教授にもお忙しい中、講演会場にお越しいただきました。感謝申し上げます。
赤塚講師の真摯な姿勢、また独特の語りで平安時代、宇治の三姉妹のドラマへと聴講者は誘われました。
15時より総会を開催し、今回は役員改選も議題の一つでした。こちらも無事に閉会いたしました。
議事録・収支決算報告などこちらをご覧ください。
https://ishidatamikai.jimdofree.com/総会-懇親会/総会報告/
受付をお手伝いくださった皆様、片付けにご協力くださった皆様、ありがとうございました。
17時より「ひごの屋」で懇親会、こちらも大変盛り上がりました。古美研現役から3名参加、乾杯の音頭は朝倉重寛さん(70年卒 彫刻班)。中締めは現役古美研会長の迫田寛南さんでした。年代を超えてこのような場があることを幸せに思います。
また一年後にお会いしましょう!
そして、2025年11月15日には・・・
「九段会館 鳳凰の間」で多くの甃会会員の皆様と60周年をお祝いしたいと思います。こちらも楽しみです。
いよいよ開催が3日後に迫りました。当日のタイムスケジュール並びに場所の最終ご案内です。
展示、講演会、総会共に昨年同様青山キャンパス17号館4階 (17409教室)が会場です。
こちらをご参照ください。
○10時半〜13時 展示 「古美術を語ろう会」全15回をパネル展示から振り返ります。
アンケートにご協力ください。会場でも、こちら→Webからも
◎そして、今回の注目は何と言っても講演会!
青山学院大学同窓祭フェイスブックで下記のようにご紹介いただきました。
○15時~16時 総会 事業報告・収支決算報告・役員改選など
○17時~19時 懇親会 「ひごの屋青山本店」 場所 港区青山3−12−7 カプリース青山2階
〜9月16日(月・祝)皆様のご参加をお待ちしています!〜
なかなか実現できずにおりましたが、9月11日(水)古美術研究会顧問である出光佐千子教授を訪問し、ご挨拶申し上げました。出光先生は文学部比較芸術科の教授であり、丸の内の出光美術館の館長もお務めです。ご多用の中、お時間を作っていただきました。
夏休み中で静かなキャンパス
先生の研究室は、ガウチャー記念礼拝堂の上、13階にありました
甃会からは亀村会長以下3名が同席、甃会の歴史や活動などお伝えしました。9月16日同窓祭の甃会会場にお越しいただけるとのことで、大変嬉しく思います。
出光先生からは最近の学生たちの意欲ある様子もお聞きしました。また「ひげ会報Vol.17」という比較芸術学科会報誌を頂戴しました。表紙のデザインは、何と谷田貝昴生さん、古美研2023年度の副会長です。
お話の中で、出光美術館の入る帝劇ビル建て替えの話題も・・・
それに伴い、今年12月をもって美術館はしばらく休館とのことです。現在最後の企画展「物、ものを呼ぶ ー伴大納言絵巻から若冲へ」が開催されております。会期は10月20日(日)までですので、皆様、出光美術館に是非、足をお運びください!
最後は記念撮影まで、穏やかにご対応いただきました。貴重なお時間をありがとうございました・・・
同窓祭もいよいよ間近に迫ってまいりました。9月16日、会場(17409教室)ではこれまで開催されてきた「古美術を語ろう会」全15回をパネルにて展示いたします。第1回めは2016年5月開催、第15回めの2024年4月まで、一堂に集められる様々なコースは、懐かしい思い出があったり、これから歩いてみたい・・・と思うコースがあるかもしれません。
展示の一部をご紹介します。
来年2025年、60周年を迎えるにあたり、これまでの「古美術を語ろう会」を振り返ると共に、今後、皆様がより参加しやすい、魅力ある会を目指したいという思いから、今回の展示となりました。
そこで、当日参加できない方・地方にお住まいで参加不可能である方へも広くご意見をお聞きしたいと思います。アンケートにご協力くださいますようお願いいたします。
※会場でもアンケート用紙をご用意しております。アンケート用紙、こちらの回答フォーム、いずれも同じ設問となります。当日ご参加予定の方も、あらかじめこちらにお答えいただくことが可能ですので、お時間の余裕ある時によろしくお願いいたします。
・・・同窓祭まであと1週間を切りました〜! 着々と準備を進めております・・・
8月25日(日)この日も照りつける太陽は真夏のままでした。14時よりアイビーホールグリーンエリアC室において、現役員としては最後の役員会を行いました。ここにご報告いたします。
間近に迫る「同窓祭」(9月16日)の協議が中心となりました。当日のタイムスケジュールの確認、展示パネル(15枚による、これまでの「古美術を語ろう会の記録」)の制作依頼、展示方法、アンケートなどの検討や確認。講演会・赤塚雅己さん(80年日文卒 建築班)による「源氏物語〜最後のヒロインが求めたもの〜」の資料作成など、準備も進んでおります。また、同日に開催する総会では新たな役員が就任することになります。9月16日には多くの甃会会員の皆さまと、キャンパスでお会いできることを楽しみにしています。
※次回の「古美術を語ろう会」についても、概要が定まりました。
12月21日(土)飛鳥山公園及び東京駅界隈が中心となる「新紙幣発行記念!!渋沢栄一ゆかりの地を訪ねて~ご¥結び」
コースなどが明確になりましたら、お知らせと募集をホームページで公開いたしますので、こちらもどうぞお楽しみに!
※そして、何とこの会議中に現役生からのお知らせが入りました。
合宿を10月上旬に実施するそうです。また11月の青山祭に参加、展示を行なうとのことで、嬉しいですね。
役員会の詳細につきましては甃会ホームページより議事録をご覧ください。
現役員の任期は本年開催される総会(9/16)までとなっております。
総会の開催については7月に郵送した「青山学院大学同窓祭への参加ならびに総会・懇親会の開催について」でお知らせしたとおりです。
日時: 2024年9月16日(月・祝) 15時 00分 ~16時 00分
会場:青山キャンパス 17号館4階 17409教室
議題:事業報告・収支決算報告・役員改選他
これに伴い、上記総会において役員改選を行う予定です。現在次の方々が立候補しています。
この他に立候補される方は次の事項を事務局までお知らせ願います。
メールアドレス:ishidatamikai@gmail.com
《受付期間:2024年8月27日~9月5日》
1.氏名(卒業後改姓している場合は旧姓もお知らせください)
2.卒業年
3.立候補する役職(会長、副会長(総務担当)、副会長(広報担当)、会計、運営役員、監査役のいずれか)
4.連絡先メールアドレスおよび電話
本は「世に出ると一人歩きする」と聞いたことがある。それは良い意味で、著者の中にだけに存在していたものが、その本を必要としている人の手に、自らすべりこんでいくということだったと思う。まさに、歩いた作品が別の世界を創り上げていた舞台だった。
原作は柏田道夫さん(1977年卒工芸班)「猫でござる(全3巻)」文字の世界が、音を伴い、朗読劇とは言え、キャストの表現まで加わる。それはモノクロームだった世界にぱっと色が付いた感じ。
猫について、どちらかと言えば敬遠していたし、朗読劇も生では初めてのことだった。ちょっと緊張、だがすぐに舞台に引き込まれていく。猫が主役、その猫が喋る、舞台は江戸時代へと誘っていく。登場する猫は皆、憎めない愛らしい猫たちだった。それぞれ個性豊かに生き生きとアピールしてくる。
開演ギリギリになってしまい、すでに薄暗くなっていた会場は満席状態だった。最後尾に用意された一列はバーカウンターにあるような高さのある椅子。結果的にはこの高い椅子から会場全体が見渡せるという良い席だったのだ。観客の温かな視線は背中からも伝わってくるようだった。あっという間に、楽しさをキラキラと放つような舞台は終わっていた。
フィナーレに柏田さんが舞台に登場された。これまで見たことのないような、満面の笑みを浮かべた柏田さん。作品がこのように新たな世界に生き、会場を沸かせたのは、作家としてこの上なく嬉しいことだろうなと想像している。
そう、猫が喋る。かつて、我が家には、庭の芝生を刈った後に必ずやってくる、どこかの(わからない)猫がいた。ただ来るならいい、そこに排泄物を落としていくのだ。芝生を刈った翌日にほとんどこの有様!刈るのを待っていたかのようだった。気づいた私は、度々のこと、二階から「しっしーー」と体中で伝えるものの、その猫はじっとこちらを見て身動きもしない、太々しい姿。この猫のために「猫」を好意的に見ることができなくなっていた。気持ちよさそうに用を足していた猫は、なんと喋っていたのか。あの猫と話せていたなら・・・会場を後にしながら思う。 (2024.8.17 14時 観劇)
・・・ここで、会場でお聞きした耳寄りなお知らせを!・・・
柏田道夫さん脚本の映画「武士の献立」ですが、初の舞台化が決定したそうです。
11/6(水)〜11/17(日)
劇場:草月ホール
脚本:柏田道夫
演出:野口大輔 他
出演:和泉元彌 他
匂いの特殊機械を導入し、全編生演奏での4Dシアターに挑戦とのこと。
匂いって?興味津々、こちらも楽しみです。