古美術研究会OB会「甃会」

ISHIDATAMIKAI

古美術研究会OB会「甃会」

青山学院大学古美術研究会は1965(昭和40)年、古美術(仏像、寺社建築、庭園、絵画、工芸品など)や歴史好きの仲間が集い、設立されました。
その後60年の歳月を経る中、後輩たちが途切れることなく活動を続け、今日に至っております。卒業生(OB・OG)は1,100名を超え、OB会組織「甃会」として親睦活動や現役学生との交流・支援、古美術研究の啓発活動を続けています。
70代から20代まで、青山キャンパスで過ごした風景はそれぞれの時代で異なっていても、私たちには共通のキーワードがあります。それは「甃」という文字、誰もが辞書を引かずに読めること。私たちは同じ石だたみの上を歩んでいるのです。

[募集]春爛漫~江戸川沿いに歴史ロマンと美味を訪ねて

2024年03月03日

すでに「あなたと青山学院 No.43」に掲載されておりますが、春の「古美術を語ろう会」のお知らせです。皆様のご参加をお待ちしております。

     「春爛漫〜江戸川沿いに歴史ロマンと美味を訪ねて」

江戸川と古代・東海道が交差し、古代より交通の要衝として国府も置かれた市川から、開放感あふれる江戸川土手を散策しながら矢切の渡しでノスタルジックな渡船体験をし、対岸の柴又界隈を探索するコースです。

また徒歩に自身のない方、船が苦手な方は、午後、柴又からのご参加もお受けいたします。

■開催 令和 6 年 4 月 13 日(土)  ※荒天の場合は翌週の20日(土)に順延

■定員  30 名程度 (定員に達した場合HPでお知らせいたします)

■費用 参加費無料

交通費、渡し船・入館・拝観料(計1,000円程度)、昼食代は各人負担

■集合  9:30 JR 市川駅中央改札前

午後からの参加者 14:00 柴又帝釈天 山門(二天門)前 →個別にあらためて地図でお知らせいたします

■解散  16:00頃 京成柴又駅

■行程  約 7 km ※歩きやすい服装でご参加ください。

J R 市川駅(集合)→手児奈霊神堂(万葉ロマンの地)→里見公園 (下総国府跡)→江戸川土手→矢切の渡し(渡船乗船)→柴又帝釈天参道(昼食休憩)→柴又帝釈天(圧巻の彫刻と庭園)→山本亭(大正ロマン漂う和洋折衷様式の邸宅と庭園)→寅さん記念館(寅さんワールド満喫) →京成柴又駅(解散)

見所は、今回も盛り沢山!

市川駅から徒歩15分(手児奈霊神堂)で万葉集の世界へ、里見公園では古墳跡・国府の置かれた時代へ。ここから江戸川土手に出ると、一転、空が大きく広がる開放感が待っています。スカイツリーに富士山も(運が良ければ)見渡せる散策。矢切の渡しで柴又へ渡ると、美味が待っています。帝釈天参道には草団子、鰻料理を始めとした柴又グルメが迷うほど並びます(ここで昼食タイム)。午後は帝釈天の圧巻の彫刻に浸り、大正ロマン漂う山本亭邸宅と庭園を経て、最後は寅さん記念館へ。セットや名シーンなど寅さんワールドに魅せられること間違いありません。

是非ご一緒しましょう!

〔申込み・問合せ〕

甃会事務局メール: ishidatamikai@gmail.com

甃会 HP: お問い合わせページをご利用ください 

2024年度第2回役員会を行いました

2024年01月22日

1月20日(土)「大寒」という暦通り、前日の暖かさから一転しました。13時半よりアイビーホールグリーンエリアC室において2024年度第2回役員会を実施しました。

次回4月13日(土)実施予定の古美術を語ろう会「春爛漫~江戸川沿いに歴史ロマンと美味を訪ねて」 は最終確認、及び下見の日程も決定しました。改めて2月に募集のお知らせをいたします。

同窓祭(9月16日)での講演会・展示についても検討事項はより具体化しております。60周年記念行事につきましては、この日会場候補の下見(アイビーホール3階シノノメ)を行いました。パーティー会場としては魅力的ではあるものの、講演会の会場を別に探す必要があると判明、今後も会場リサーチを進めてまいります。

他の協議事項や詳細は、こちら甃会HPよりご確認ください。

次回役員会は 2024 年 4月 24日(水)14 時からアイビーホールグリーンエリアC 室 において実施いたします。

🍻役員会終了後、4年ぶり復活の「古美研OBサロン」に全役員が参加しました。17時より「眞花」(千代田区丸の内)にて実施、25名の参加がありました。

OBサロン復活! 楽しかった時間はあっという間でした

大盛況のうちお開きとなりました。長かったブランクでしたが「復活から今後の継続へ!」一歩前進できたように思います。

美術展情報あれこれ 〜300年・900年の時を超えて〜

2024年01月16日

1月も後半へと入り寒さも本番ですね。お正月気分も抜けたところで、これから間近に開催される美術展をお知らせしたいと思います。○○周年に着目してみました。

 

・まずは建立900年という中尊寺金色堂

東京国立博物館 建立900年特別展「中尊寺金色堂」1月23日〜4月14日

国宝の仏像11体すべてを展示。中央壇の仏像がそろって寺外で公開されるのは初めてのことです。

大型ディスプレイ上に原寸大の金色堂も再現されるようで、それも迫力ありそう。

東京国立博物館HP→ https://chusonji2024.jp

_φ(・_・ 1月22日までに前売り券を購入するとお得です(1600円→1400円)

またペア券もあり(一人で2回訪れても、二人で利用でもよいとのこと)前売り券2枚を買うより200円お得

ご確認や購入はこちらから↓

https://art-ap.passes.jp/user/e/chusonji2024

・そして、生誕300年という池大雅

出光美術館「生誕300年池大雅ー陽光の山水」2月10日〜3月24日

日本の自然をこよなく愛した池大雅。重要文化財・十二カ月離合山水図屏風は必見!

https://idemitsu-museum.or.jp/collection/painting/literati/01.php

出光美術館の館長は出光家三代目・出光佐千子氏です。青山学院大学文学部比較芸術学科の准教授でもあり、現在古美術研究会の顧問もお務めです。ご挨拶にお伺いしたいと思いながら、私たち役員会としてはまだ実現しておりません。この美術館は皇居のお濠に面した帝劇ビルの9階、程よい高さでここからの眺めは気持ち良いですよね。

<番外編>こちらは開催中です

山種美術館 [特別展]癒しの日本美術 ーほのぼの若冲・なごみの土牛ー 12月2日〜2月4日

ゆるかわ、動物たちや子供達、落ち着かない日々の中で思わず微笑んでしまうような作品が並ぶものでした。伊藤若冲の作品も5点ほどありました。ここは展示スペースがそう広くはないのですが、併設の「Cafe椿」で作品にちなんだ和菓子がいただけます。こちらもほっこり。

若冲と言えば…

国宝・伊藤若冲《動植綵絵》江戸時代(18 世紀) 。全 30 幅のうち 12 幅が5月21日~6月23日まで、新しくなった皇居三の丸尚蔵館で展示されます。

 

会員情報:別府八湯温泉道88湯を達成!名人位取得のご報告

2024年01月09日

2022年9月発刊の「甃会からのお知らせVol.8」でご紹介した別府八湯温泉道に挑戦している大分県別府在住の齋藤(井元)久仁子さん(1987年英文卒、庭園班)から、名人位取得の報告がありました。

別府八湯温泉道とは、「湯の真理を得んとする求道者(無類の温泉好き)のためにある、厳しくも愉快な入湯修行(スタンプラリー)の道」とのことです。(公式ホームページより)

https://onsendo.beppu-navi.jp/

2020年に東京から移住した時から温泉巡りを始め、3年目での達成。ご本人曰く「3年かかりました~、長かったぁ」。

温泉名人齋藤久仁子さんイチ押しの温泉は「照湯」だそうです(写真は齋藤さん提供)。

齋藤さんによると、

「鉄輪(かんなわ)温泉と明礬(みょうばん)温泉の中間にあり、雰囲気、泉質ともに素晴らしい。『殿様の湯』の床や石樋は豊後森藩のお殿様の別荘の遺構を移築したもの。癒されます♨」とのことでした。

今年は昨年以上に自由に旅行が出来ることでしょう。能登半島地震では自然の脅威を見せつけられましたが、一方で温泉は自然からの素晴らしい恩恵。この恵みを享受できる幸せを感じながら、ゆっくり温泉もたまにはいいですね。その選択肢の一つとして、照湯温泉をはじめ日本一の湯量を誇る別府温泉の、バラエティ豊かな温泉を楽しまれるのはいかがでしょうか♨️

 

箱根駅伝復路10区の沿道応援に、甃会員有志が集まりました

2024年01月07日

100回の記念大会となった「箱根駅伝」は、往路で優勝した青山学院大が復路でも各区間でリードを広げ、10時間41分25秒の大会新記録で2年ぶり7回目の総合優勝を果たしました

1月3日昼過ぎ、ゴールまで残りわずかの芝増上寺前。青学アンカーは宇田川 瞬矢選手(総合文化政策学部2年、埼玉県川越市出身)。

10区沿道応援風景

駒大絶対優勢の前評判を覆し、ぶっちぎりの強さでよっぽどのことがない限り総合優勝確実となり、芝公園前の青学応援エリア沿道応援にも余裕があります。

以下は参加者からの声です。

・青学最高!!現地で応援したのは久しぶりです。暗いニュースで始まった令和6年でしたが明るい話題を提供してくれた選手たちには感謝です!青学駅伝メンバーのみなさん、ありがとう❣️

・ぶっちぎりの優勝で~コイツァ~春から縁起がイイヤ~‼️

・ひたむきに走る姿は、凛々しく清々しい!新年早々パワーを頂きました。

・100回目の記念の大会で、復活の総合優勝に立ち会えて光栄でした。皆さんと一緒に声援を送れて元気も頂戴したように思います。ありがとうございました。

10区優勝後記念写真

悲しく暗いニュースで始まった2024年ですが、駅伝メンバーの皆さんにはそれらを吹き飛ばしてくれる明るさがありました。この勝利の陰には大変な努力があったはずです、彼らの活躍を誇りに思います。青山学院大創立150周年、箱根駅伝100回大会、原監督就任20年、この3つのタイミングで優勝できたこと、歴史に大きく刻まれる記録となりました。

沿道応援の皆様、そして全国のテレビ観戦の皆様、応援をありがとうございました。

 

試みとして「古美研OBサロン」を再開いたします

2023年12月21日

かねてよりご要望の強かった「古美研サロン」復活のお知らせです。新年1月20日に開催することとしました。

試みとして実施、今後どう存続させたらよいのかなど多くの皆様からご意見も伺いたいと思います。新年の顔合わせも兼ね、皆様のご参加を心よりお待ちしております

「古美研OBサロン」

日時:1月20日(土) 17時〜19時

場所:「眞花」(しんか)

有楽町JR高架下 東京都千代田区丸の内 3-7-14

※店舗一番奥のVIPルームで開催します

会費:5,000円

詳しいお店の情報はHPこちらから → http://www.shinka-m.com/shop/index.html

◎参加申し込み:甃会HP記事コメント欄からお願いします

または甃会事務局へmail : ishidatamikai@gmail.com

亀村携帯へ080-9556-7145

1月17日(水)までに参加のご連絡をお願いいたします

 

「古美研OBサロン」が最後に開催されたのは2020年2月5日だったでしょうか。

本当に久しぶりの機会となりました。今後定着できますように、多数のご参加をお待ちしております!

 

古美術を語ろう会「本郷・千駄木かいわい散歩 鷗外の坂漱石の池」が実施されました

2023年12月18日

12月16日(土)、前日までの天気とは打って変わり、雲間に顔を出したお日様と20℃越えの季節外れの暖かさのなか、恒例の「古美術を語ろう会」が催されました。校友会発行「あなたと青山学院42号」にも掲載、参加を募ったものです。

参加者は、最多だった前回5月の「~初夏の隅田川震災復興橋巡り〜」よりさらに多い34名でした。たくさんの甃会員、校友の皆さま、現役古美研生(10代から80代まで!!)に参加いただきました。

鴎外フェチの渡辺哲夫運営役員主導のもと、千駄木団子坂上の鴎外記念館(元鴎外邸跡)~根津神社~夏目漱石旧居跡「猫の家」~東大農学部ハチ公像~赤門(昼食)~東大総合研究博物館~三四郎池~安田講堂~無縁坂~旧岩崎邸庭園、とバラエティに富んだ盛りだくさんの見どころを楽しく元気に見て廻りました。

多人数にもかかわらず、事故トラブルもなく充実した一日となりました。

鷗外記念館から始まりました

 

東大農学部ハチ公像前で

 

他の写真はこちらでご覧ください→

校友会HP写真ギャラリー

 

参加役員からのコメント

・34名の大所帯にもかかわらず、事故無く催行出来て何よりです。

・事前準備や当日のキビキビした対応で事故なく楽しく過ごせて大盛会でしたね。現役生は岩崎邸辺りでお疲れ気味だったかな?OBも初参加の人も増えてきて甃会の下の年代への展開に繋がりますね。

・お天気もよく暖かく気持ちよく歩けましたね。新しく参加された方々にも楽しんでいただけたようでよかったです。

・楽しかったです。最高のメンバーでした。

・ひさかた振りに鴎外&漱石を読む機会を得ました。哲くん、有難う。

・お天気にも恵まれ、有意義な語ろう会になった事嬉しく思います。でも、ほっとしたら、疲れがどっとでてしまいました。

 

参加の皆さまからもお礼のメールをいただき、大変嬉しく思います。ご参加ありがとうございました。

◎次回は4月13日(土)、市川駅から柴又駅まで、万葉から現代まで歴史とロマンを訪ね歩く旅です。

2月中~下旬のホームページと校友会発行「あなたと青山学院」に掲載予定です。こちらもどうぞお楽しみに!

箱根駅伝100回大会に向けて「オール青山」で応援しよう!

2023年12月11日

2024年1月2日・3日に開催される箱根駅伝は記念すべき100回大会を迎えます。

校友会を通し「箱根駅伝を応援する会」から協力のお願いをいただきました。甃会の皆様にもお伝えさせていただきます。また2024年は青山学院創立150周年、校友会創立130年という節目の年でもあります。

この3年は沿道応援も自粛されていました、4年ぶりの再開。7度目の総合優勝に挑む選手たちを応援しましょう!

第96回6区谷野航平選手

 上空には次第に近づくヘリコプター音、視界に入ってくるのは徐々に大きくなる選手たちの姿… 浮きたつ気持ちを押さえつつも、胸が高鳴ります。「あっ、フレッシュグリーのユニフォームだ!」興奮は最高潮に達します。連なるフレッシュグリーンの幟旗とともに「あおやま♫いっせい♫あおやま♫いっせい♫(佐藤一世選手の場合)」を校友仲間たちと通り過ぎるまで声を張り上げて連呼します。僅か5秒程の出来事かもしれませんが、時間と空間を共有できる感動の瞬間。そこには一体感が生まれます。選手たちは苦しい時に幟旗を見てエールに励まされ元気を取り戻し、タイムを3秒縮めると言われています。

沿道応援はテレビでは絶対に味わえない迫力と臨場感を体感できます。選手の襷を繋ぐ思い、息づかい、足音が体に心に伝わってきます。本学の応援だけではありません。全出場校へのリスペクトも忘れずに、トップから最後の選手が駆け抜けるまで沿道で応援する人たちは誰一人として動かずにエールを送り続けます。これもテレビでは見ることができない感動のシーンです。

どうか、いずれかの応援拠点に参加ください。できましたら希望者を募ってグループで沿道応援の楽しさを心に刻んでいただければ幸いです。

今やSNSの時代。待つ間や通り過ぎてもライブ動画、ラジオ、携帯等で情報が流れてきます。仲間たちと移り行くレース状況を語り合うのも一興です。

皆様の熱き心が選手たちを動かします。選手とともに箱根路を駆け抜けましょう。

↑山崎清貴さん(1977年卒庭園班)よりコメントをいただきました

 

2023.8.15菅平合宿フルマラソンの全員ゴールシーン

写真はいずれも山崎清貴さん撮影

〜応援拠点は往路で19拠点、復路で22拠点、場所と時間など詳しくは甃会HPをご参照ください〜

本日(11日)記者会見で原監督は「負けてたまるか大作戦」と発表されました!

 

[募集締め切りのお知らせ]12/16実施「本郷・千駄木かいわい散歩 鷗外の坂 漱石の池」

2023年11月30日

12月16日実施、古美術を語ろう会「本郷・千駄木かいわい散歩 鷗外の坂 漱石の池」は好評につき定員数に達しましたので、募集は締め切りさせていただきます。ただし、現役生につきましては興味ありましたら是非!歓迎いたします。

参加予定の皆さま、楽しい1日にしましょう

コースにつき補足します。

①森鷗外記念館では特別展「千駄木の鷗外と漱石~二人の交流と作品を歩く」が開催されていることはお伝えしましたが、これを記念して新宿区立漱石山房記念館との二つを巡るイベントが行われております。スタンプラリー開催中(スタンプ2個でオリジナル缶バッジプレゼント)

漱石山房記念館も巡りたくなり訪問しました。こちらは新宿区、最寄駅は早稲田です。記念館の後、早稲田大学キャンパスを歩く、というコース(東大に対抗してみました)。キャンパス内には會津八一記念博物館(無料)は見応えあり、他にも歴史資料館あり。東大との雰囲気の違いも面白い。

 

②東大構内には「ハチ公の像」があり、今回見学の対象となっています。私たちには馴染みある渋谷ハチ公像ですが、東大にあるものは 上野英三郎博士とハチ公の躍動的な微笑ましい像です。漱石の「猫の家」など猫に繋がる地を巡りますが、犬もコースに含まれているのも、隠れた楽しい見どころです。今年の11月16日がハチ公生誕100年であることも付け加えておきます。

前回に続き、たくさんの参加申し込みをいただき大変嬉しく思います、ありがとうございます。では、12月16日に!

 

合言葉は「「何しろ元気な内は全員集合!」1968~71年卒の奈良合宿紀行

2023年11月16日

前回は伊豆旅行された皆さんでした。今回は奈良合宿、その紀行文とお写真いただきましたので、ご紹介させていただきます。

今春の伊豆合宿に引続き、11月6~8日・2泊3日(1名3泊)の奈良合宿を開催しました。

東京周辺から9名・名古屋1名と大阪3名で合計13名参加です。 合言葉は「何しろ元気な内は全員集合!」です。

初日(6日)はマイクロバスで全体行動での散策です。紅葉が始まった円成寺から浄瑠璃寺(吉祥天特別開帳)の浄土庭園を散策し、新薬師寺・不空院と最後は平城宮歴史公園内の遣唐使船などを見学し、当時の難航海(鑑真・空海等)さを肌で感じました。

散策後の息抜きでお茶を飲み、ジェラート食べながらの雑談がまた楽しいのです。

夕刻から懇親会で海鮮中心の料理に箸が止まらず、酒も入り話が止まらず、又爆笑が絶えず、最後の締めは「カレソン」の合唱で盛会裏に初日を終えました。

二日目はレンターカー2台で2コースに分かれての散策です。A班は秋季特別公開の奈良市内(西大寺・秋篠寺・海龍王寺・法華寺・昼食後二班に分かれ奈良公園中心コースと薬師寺・唐招提寺・大安寺)、B班は遠出コース(室生寺・当麻寺・秋篠寺等)です。

私的な感慨で誠に申し訳ないですが、久しぶりに秋篠寺・伎芸天と再会しました。この仏像は古美研創部者・内田喜三さんを古美術の虜にしたきっかけの憧れの仏像で、その体験を1966年の青山祭で「伎芸天に魅せられた男」のタイトルで寸劇を披露しました。

脚本は鈴木立夫さんが作り、彼に乗せられて恥じらいもなく私が内田さん役で伎芸天をTさんが演じ、青春の淡い懐かしい思い出です。

もう1件は十数年前、海龍王寺の「十一面観音菩薩立像」の存在を知り、気にしながら機会がなく今回拝見でき大満足でした。絶対秘仏が、昭和28年より御開帳(年2回)になり、私的感想ですが彩色が鮮明に残る美しいお姿と優しい微笑が今でも余韻が残っています。

三日目は自由行動で前日の夕食時に散策先が決まり、4グループに分かれての散策になりました(奈良市内から宇治、伏見周辺から東寺、法隆寺周辺、松尾大社から東寺)。

何はともあれ、参加者全員が病気や怪我がなく無事帰宅できたことが最良の報告です。

今後の意見を聞いたところ、来春、鎌倉を散策し、日帰り組と宿泊組(海が観えるホテルか湯河原温泉旅館か)に分かれる案が浮上中です。

皆さん、次回計画が実現できるか?古参組に乞うご期待。(文責:69年卒・種村)

「箸も止まらず、話も止まらず、爆笑も絶えず…」素敵な時間をお過ごしです。皆さんの仲の良さをいつも羨ましく拝見しております。来春は鎌倉ですね〜!次回のお便りも楽しみです。

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古美研OBがかつて居た時間に戻れる、その「居場所」があることはとても幸せなことだと思います。「甃会」を、これからへとずっと繋がっていけるよう役員会も努力してまいります。

 

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