古美術研究会OB会「甃会」
その後60年の歳月を経る中、後輩たちが途切れることなく活動を続け、今日に至っております。卒業生(OB・OG)は1,100名を超え、OB会組織「甃会」として親睦活動や現役学生との交流・支援、古美術研究の啓発活動を続けています。
70代から20代まで、青山キャンパスで過ごした風景はそれぞれの時代で異なっていても、私たちには共通のキーワードがあります。それは「甃」という文字、誰もが辞書を引かずに読めること。私たちは同じ石だたみの上を歩んでいるのです。
5月7日(火)時折り小雨降る中、アイビーホール1階・茶珈堂で現役古美研役員3名、甃会役員から2名が参加し、情報・意見交換会を行いました。お昼休みを利用した短い時間ではありましたが、貴重な時間を共有できました。
亀村会長から古美研の歴史、甃会についての概要、および今後の予定などをお伝えしました。特に来年は60周年を迎える古美研、そのための周年行事を計画中であることもお知らせしました。ここまで古美研が続いてきた、貴重な人の繋がりを理解していただけたなら嬉しいです。
現役役員からは今年度の入部状況や今後の活動についてお話をお聞きしました。新歓を5月22日に予定しているそうで、そこで入部人数など把握できるとのことですが、現在のところ登録者60名程、新入生も昨年同様3〜40人になるのでは?ということでした。間近な活動としては11日にアーティゾン美術館へ行くとのこと、月一の活動に加え、合宿も出来たら実施したいとの意欲もお聞きしました。
昔の合宿の様子、週二回あった活動のことなど、現役生からは羨ましがられました。昭和っぽさ(もろ昭和に生きており意識したこともないのですが)に憧れを持っているようです(苦笑)。
思えば、つい最近まで学校生活もままならない状況でしたので、私たちが過ごしてきた古美研・学生生活は青春を謳歌できた良き時代だったと気づかされます。規制の多かった辛い時期を乗り越えた現役生にも、これから思う存分、学生生活を楽しんでいただきたい。古美研がそのどこかに、そして今後も彼らの中に存在できたなら大変嬉しく思います。
甃会として、今年度も現役生を陰ながら応援してまいります。役員3名、明るい皆さんでした。古美研を引っ張ってくれることでしょう。
参加者
現役から 会長 迫田さん 副会長 奈良部さん 会計 室谷さん
甃会から 会長 亀村 副会長 渡辺(直)
4月20日(土)21日(日)ティアラこうとう 大ホールにて、歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』歌劇『道化師』のオペラ公演がありました。この公演に、江東オペラ合唱団に所属する(1979年卒・絵画班)小林真子さんがソプラノとして参加されました。ご報告をいただきましたので、皆様にもお伝えさせていただきます。
〜鑑賞したお二人からのコメント〜
●79年卒業の小林真子さんがソプラノとして参加するという、初めての「江東オペラ歌劇」。皆さんの歌、踊り、演技ともに素晴らしかったです!
あの、大声を出すこともなかったサッコちゃん(小林真子さん)が生き生きと歌ったり軽やかに動く様子を見て、私たちも幸せな気持ちになりました。それになんと楽しそうなこと!20年もオペラを続けているそうです。
終了後に会ったサッコちゃんは、学生時代と変わらず、とても若々しかったです。
帰り道、いつもフワフワと夢みるような目をしていた彼女が、何かの折りに書いた「憧れ」という柔らかな文字を、思い出していました…。
●年賀状だけのお付き合いとなったサッコ先輩にお会いしたくなり、由比草刈り隊、語ろう会、サロン、にお誘いしてもつれないお返事ばかり…。
ですが、聞けば、「合唱をしていてオペラ公演の稽古で忙しい!」と。いざ会場へ向かうと舞台のサッコさん、愉しげで躍動感溢れる演技で、とても素敵でした。
オペラには一切興味の無い私でしたが、その面白さが少しわかった気がした1日でした。
皆様の中にも、こんなことを楽しんでいる、新しい世界を知った、ライフワークはこれ…などありませんか?お知らせをお待ちしております。自薦他薦を問いません。
4月24日(水)14時より、アイビーホールグリーンエリアC室において2024年度第3回役員会を実施しました。GW直前ということもあり、平日水曜日の開催となりました。
さて、青山祭(9月16日開催)の講演会は、講師及びその演題も決定しました。今後、具体的な準備へと進めてまいります。展示につきましても、概要は定まってきました。また、60周年記念行事ですが、会場が絞られ最終決定段階へと入っております。内容についてもさらに検討を重ねてまいります、
議事内容・詳細につきましては、甃会HPよりご覧ください。
次回役員会は 6月29日(土)13時〜17時、(アイビーホールが予約できなかったため)東京国際フォーラムガラス棟6階で実施いたします。
🍻役員会終了後、17時半より古美研OBサロンが「眞花」(千代田区丸の内)にて実施されました。役員も参加、いつものことながら楽しい時間はあっという間でした。
前回は奈良合宿旅行された皆様でした。今回は鎌倉合宿、その紀行文とお写真をいただきましたのでご紹介させていただきます。
4月15日~16日・1泊2日で鎌倉合宿を13名(日帰り4名)参加で行いました。
初日は電車のトラブルで北鎌倉駅集合(10名)の足並み揃わぬスタートとなりました。しかし汗ばむほどの好天に恵まれ、早出組は円覚寺と淨智寺を拝観し、北鎌倉の顔である建長寺で当初参加者が揃い、壮大な禅宗寺院の伽藍と本尊(地蔵菩薩)・天井画を参拝し、新婚カップルが晴れ着で撮影会を横目で見ながら、枝垂れ桜が満開で堪能できました。
遠隔地(大阪・名古屋)からの参加3名が鶴岡八幡宮前の食事処で合流し全員集合です。食事を取りながらお互いに近況報告後午後の散策スタートです。大半の健脚者は鎌倉宮・覚園寺・永福寺跡・浄妙寺・報国寺の金沢街道沿いを散策しましたが、事前準備の成果か落伍者もなく春爛漫の1日目の鎌倉散策を終えました。
夕食はいつも居酒屋風の和食でしたが、今回は駅近くのイタリアンのフルコースです。ワインで乾杯、洒落たムードに合わせ最初は小声の歓談でしたが、徐々にお酒が入ると散策話題から孫の受験・持病の治療や転んで怪我の報告等尽きることなく、少し小声で歓談するよう注意されても、旧交を温める楽しい時間が足りず、二次会での歓談延長戦で終了です。
翌日も好天に恵まれ、ホテルから鎌倉大仏の高徳院までタクシーで分乗。大仏の外観と体内を拝観し、長谷寺の本尊・十一面観音を参拝、展望テラスで湘南海岸を一望し全員感嘆!
長谷駅から江ノ電に乗り七里が浜下車、徒歩4~5分のテラスレストランで江ノ島を右に見て、海岸ではサーフィンを楽しんでいる長閑な風景を見ながらの昼食会も素敵でした。束の間の心の洗濯ができ、皆さんリフレッシュ完了です。 次回の候補地の話もいろいろ出るなか、七里ヶ浜駅で散会。個々の経路に合わせ、江の島、鎌倉方面へと帰路に着きました。
次回が有るか?乞うご期待!
(文責:69年卒・種村)
先日の「古美術を語ろう会」で現役生、新副会長の奈良部さんから発刊のご報告をいただきました。コロナウィルスから活動制限がなくなり、やっと思うように活動できるようになった2023年度でしたね。本日こちらに、表紙と2023年度会長大内さんの挨拶、並びに副会長谷田貝さんの編集後記をご紹介いたします。
また、本号に掲載されている現役の皆さんの力作タイトルは以下のとおりです。
●光と色彩のクロード・モネ
●建築から見る国立西洋美術館
●弥勒菩薩半跏思惟像
●古代メキシコ展とトウモロコシ
●栃木・鹿沼組子
●太宰府天満宮と菅原道真
●パトロンとしてのメディチ家
●会津のさざえ堂
文化祭も初めて、何かと初の活動が多かった中で、部として大きく成長できたこの1年だったのではないでしょうか。60年近く続いてきた古美術研究会ですが、その間、長く受け継がれてきた機関紙「甃」第59号の発刊を大変嬉しく思います。「甃会」は、現役の皆さんの活動に感謝するとともに、新年度も微力ながら応援させていただきたいと思います。
4月13日(土) 晴天に恵まれ、タイトル通り「春爛漫」の古美術を語ろう会となりました。参加者29名(うち2名は午後、帝釈天から参加)今回も10代から80代までと幅広い年代からのご参加でした。誰一人も代替案のバスを利用することなく、江戸川沿いを無事に元気に歩き、楽しい1日となりました。
例年、すでに桜は散ってしまった頃なのですが、今年はどうしたことでしょう。菜の花の春の香りの中を、まだ残る桜に迎えられ、時折吹雪く花びらに感動しながら、思わぬお花見までできました。
年齢も幅広ければ、参加も甃会を超えて校友6名、現役古美研生5名というバラエティに富んだもの。さらに時代も万葉集から昭和の寅さんの世界へと、こちらも幅広い歴史ロマンを歩くことができました。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
市川駅からスタートし、万葉ロマンを訪ねて「手児奈霊神堂」へ
里見公園へと(羅漢の井・紫烟草舎・里見群亡の碑・明戸古墳石館など) →江戸川土手へ 矢切の渡しまで歩く、歩く…
→矢切の渡しから柴又へ→(昼食)再び集合「帝釈天で生湯を使い」の(帝釈天)経栄山 題経寺→大正浪漫、山本亭では庭園・和室・洋間を見学し、寅さん記念館へ こちらで解散
詳細、写真等は「甃会」ホームページよりご覧ください。
毎年ご報告している、静岡由比のスルガエレガントの収穫作業、今年も始まりました!
今年は初の試みとして「2024収穫祭」と銘打って、収穫の手伝いと畑の様子を知ってもらおうといろいろな方にお誘いをしました。
収穫祭は先週末の3月30日(土)31日(日)二日にわたって延べ24名が参加して実施され、事故もなく無事終了いたしました。ゲストとしてお呼びした甃会員や校友、知り合いのファミリーなどが、季節外れの炎天下の中、楽しみながらも汗をかいて一所懸命収穫作業に協力いただきました。富士山と駿河湾と青い空に見守られて充実した2日間を過ごしました。
既に収穫量を上回る注文をいただき、一部次の収穫まで出荷が出来ない状況となっております。つきましては大変申し訳ございませんが、ご注文については受付終了とさせていただきます。
1月20日に4年ぶりにおこなった古美研OBサロンは、25名の会員が参加し久しぶりに大いに盛り上がりました。
下記のとおり、復活第2回目のOBサロンを開催しますので、皆様是非ご参加ください。
日時:2024年4月24日(水)
17:30~19:30
場所:「眞花」(しんか)
奥のVIPルーム(※前回と同じ場所です)
有楽町JR高架下 東京都千代田区丸の内 3-7-14
03-6269-9737
店舗HP http://www.shinka-m.com
参加申し込み等は甃会HPをご覧ください ※申し込み締め切り 4月21日(日)まで
当日は役員会を実施予定、役員の参加も予定しております。
たくさんの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
4月15日(月)から開催される土門拳展の情報を、石井(旧姓吉澤)靖子さん(1975年卒絵画班)よりいただきました。興味ある皆様も多いのではと思い、お知らせいたします。
「土門拳展「祈りの風景〜土門拳自選作品集より」
会期 2024年4月15日(月)〜6月1日(土)
10時〜19時
場所 写大ギャラリー 東京工芸大学内
アクセス 最寄駅は中野坂上駅
入場 無料
※休館日は木曜日・日曜日ですのでご注意ください
『土門拳自選作品集』(世界文化社、1977年)に掲載された作品のうち、風景写真に焦点を当て、仏像・自然の作品 約50展が展示されるとのことです。
土門拳と言えば… 古寺巡礼
昭和14(1939)年に室生寺を初めて訪れ、その翌年に広隆寺と中宮寺の弥勒菩薩を撮ったところから始まり、昭和53(1978)年3月、雪の室生寺の撮影で終わっています。全国各地、百か所以上のお寺を巡ること実に40年あまり。途中、病で車椅子の身となりながらも、古寺や仏像を心血注いで撮り続けた、文字通りのライフワークでした。土門拳を通して仏像に触れる、そんな時間はいかがでしょう。
写大ギャラリーHP
https://www.shadai.t-kougei.ac.jp/next.html
参考:土門拳記念館(山形県酒田市)
http://www.domonken-kinenkan.jp
3月12日18:30より、アイビーホール「茶珈堂」で2023年度下期アイビーグループ代表者会議が、19:45より懇親会「アイビーフレンドシップパーティー」が実施されました。
会議には亀村会長、渡辺(直)副会長、伊藤役員の3名で出席。議事内容として「活動支援金及び通信費補助金の23年度報告と24年度の募集説明」「幹事会活動報告と次年度計画」「校友会ホームページ活用」「あなたと青山学院の原稿募集のお願い」「幹事会メンバー募集のお願い」などでした。激しい雨で始まった会も終了する頃には止んでおりました。
懇親会も同会場にて亀村会長と伊藤役員が参加しました。互いに懇親できるフランクな雰囲気の中、こちらも盛会のうち終了しました。
今後の校友会の企画・予定として、皆様にお知らせいたします↓
◎青山学院校友会130周年記念式典 3月23日(土)青山学院講堂
https://www.alumni-aoyamagakuin.jp/information/news2024_130/
◎同窓祭 9月16日(月・敬老の日)
例年と日にちが異なりますのでお間違えのないようにお願いいたします
実行委員長は高橋克典さん(青山学院大学経営学部同窓会)
同窓祭実行委員を絶賛募集中です!