古美術研究会OB会「甃会」
その後60年の歳月を経る中、後輩たちが途切れることなく活動を続け、今日に至っております。卒業生(OB・OG)は1,100名を超え、OB会組織「甃会」として親睦活動や現役学生との交流・支援、古美術研究の啓発活動を続けています。
70代から20代まで、青山キャンパスで過ごした風景はそれぞれの時代で異なっていても、私たちには共通のキーワードがあります。それは「甃」という文字、誰もが辞書を引かずに読めること。私たちは同じ石だたみの上を歩んでいるのです。
上野公園の桜も終わり、一気に真夏のような陽気になった4月20日(日)、古美術を語ろう会「深掘‼ 芸術と歴史のまち上野~重要文化財建築見て歩き~」が開催されました。当日は、JR山手線、京浜東北線が工事で運休という悪条件にもかかわらず、古美研現役2名、校友6名を含む25名が参加され、大溝(江藤)運営役員(78短大)のガイドで事故なく楽しく催行されました。
青山学院創立150周年にあたる2024年、9月16日(月・祝)同窓祭が青山キャンパスで盛大に開催されました。
荷物の搬入時には雨もなく、準備の段階で小雨。開始の頃には雨も止み、連日の猛暑から比べ、少し涼しくなりました。お陰様で、甃会17409教室での1日を無事に終えることができました。たくさんのご来場があったことを役員一同、何より嬉しく思います。こちらにご報告するとともに、皆様に感謝申し上げます。
この日を振り返ります・・・すべての写真はこちらからご覧いただけます。
教室での展示準備が始まったのは9時でした。昨年は4年ぶりの開催でしたので、何もわからずに始まりましたが、今年は少し余裕もあり、9時45分には準備が整っておりました。
朝早くからお手伝いくださった皆様、心よりありがとうございます。
これまで15回行われてきた「古美術を語ろう会」には様々なコースがありました。
懐かしい人たちとの懐かしい場所・・・を振り返ったり、あるいは行ってみたいなと、興味ある場所・コースがあったかもしれません。
この会場で実施したアンケート、またWebアンケートの結果は今後の「古美術を語ろう会」企画の参考にさせていただきます。
さて、13時から最大の目玉である講演会が始まりました!
「源氏物語 ー最後のヒロインが求めたものー」講師は赤塚雅己さん(日文80年卒 建築班)
MCは同期の葛城明彦さん(80年卒 彫刻班)により進められました。
聴講者は130名以上、教室はほぼ満席となりました。皆様、熱心に聴き入っておりました。一般の方がこれだけ集まってくださったのはこの上ない喜びです。古美研の顧問である出光佐千子教授にもお忙しい中、講演会場にお越しいただきました。感謝申し上げます。
赤塚講師の真摯な姿勢、また独特の語りで平安時代、宇治の三姉妹のドラマへと聴講者は誘われました。
15時より総会を開催し、今回は役員改選も議題の一つでした。こちらも無事に閉会いたしました。
議事録・収支決算報告などこちらをご覧ください。
https://ishidatamikai.jimdofree.com/総会-懇親会/総会報告/
受付をお手伝いくださった皆様、片付けにご協力くださった皆様、ありがとうございました。
17時より「ひごの屋」で懇親会、こちらも大変盛り上がりました。古美研現役から3名参加、乾杯の音頭は朝倉重寛さん(70年卒 彫刻班)。中締めは現役古美研会長の迫田寛南さんでした。年代を超えてこのような場があることを幸せに思います。
また一年後にお会いしましょう!
そして、2025年11月15日には・・・
「九段会館 鳳凰の間」で多くの甃会会員の皆様と60周年をお祝いしたいと思います。こちらも楽しみです。
なかなか実現できずにおりましたが、9月11日(水)古美術研究会顧問である出光佐千子教授を訪問し、ご挨拶申し上げました。出光先生は文学部比較芸術科の教授であり、丸の内の出光美術館の館長もお務めです。ご多用の中、お時間を作っていただきました。
夏休み中で静かなキャンパス
先生の研究室は、ガウチャー記念礼拝堂の上、13階にありました
甃会からは亀村会長以下3名が同席、甃会の歴史や活動などお伝えしました。9月16日同窓祭の甃会会場にお越しいただけるとのことで、大変嬉しく思います。
出光先生からは最近の学生たちの意欲ある様子もお聞きしました。また「ひげ会報Vol.17」という比較芸術学科会報誌を頂戴しました。表紙のデザインは、何と谷田貝昴生さん、古美研2023年度の副会長です。
お話の中で、出光美術館の入る帝劇ビル建て替えの話題も・・・
それに伴い、今年12月をもって美術館はしばらく休館とのことです。現在最後の企画展「物、ものを呼ぶ ー伴大納言絵巻から若冲へ」が開催されております。会期は10月20日(日)までですので、皆様、出光美術館に是非、足をお運びください!
最後は記念撮影まで、穏やかにご対応いただきました。貴重なお時間をありがとうございました・・・
8月25日(日)この日も照りつける太陽は真夏のままでした。14時よりアイビーホールグリーンエリアC室において、現役員としては最後の役員会を行いました。ここにご報告いたします。
間近に迫る「同窓祭」(9月16日)の協議が中心となりました。当日のタイムスケジュールの確認、展示パネル(15枚による、これまでの「古美術を語ろう会の記録」)の制作依頼、展示方法、アンケートなどの検討や確認。講演会・赤塚雅己さん(80年日文卒 建築班)による「源氏物語〜最後のヒロインが求めたもの〜」の資料作成など、準備も進んでおります。また、同日に開催する総会では新たな役員が就任することになります。9月16日には多くの甃会会員の皆さまと、キャンパスでお会いできることを楽しみにしています。
※次回の「古美術を語ろう会」についても、概要が定まりました。
12月21日(土)飛鳥山公園及び東京駅界隈が中心となる「新紙幣発行記念!!渋沢栄一ゆかりの地を訪ねて~ご¥結び」
コースなどが明確になりましたら、お知らせと募集をホームページで公開いたしますので、こちらもどうぞお楽しみに!
※そして、何とこの会議中に現役生からのお知らせが入りました。
合宿を10月上旬に実施するそうです。また11月の青山祭に参加、展示を行なうとのことで、嬉しいですね。
役員会の詳細につきましては甃会ホームページより議事録をご覧ください。
この先が思いやられるほど、危険な暑さが続きます。いかがお過ごしでしょうか。すでに同日に開催された古美研OBサロンについてはご報告済みです。遅くなりましたが、2024年度第4回役員会についてご報告いたします。6月29日(土)13時より、東京国際フォーラムガラス棟会議室で実施しました。
アイビーグループ団体旗の作成を依頼しておりましたところ、6月19日に出来上がり、貸与開始となりました。↓(下に写真掲載)大きいです、これから皆様には同窓祭でお披露目させていただく予定です。
同窓祭について講演内容、展示とも9月16日の実行に向け、さらに準備を進めてまいります。
講演は、前記事でもお伝えしましたとおり、赤塚雅己さん(80年日文卒、建築班)による「源氏物語 〜最後のヒロインが求めたもの〜」。展示は、これまで行ってきた「古美術を語ろう会」のコースなど振り返ってみたいと思います。併せて皆様のご意見をお聞きする機会といたします。
さて、次回の「古美術を語ろう会」もいくつかの案の中からコースを定めました。これから具体的に調査・検討していくことになります。こちらは7月3日発行・新紙幣にちなんだ企画を練っておりますので、是非ご期待ください(12月実施予定)。
60周年記念行事につきましても、会場と時間が決定しました。皆様からのご意見、アイデアなど広く募集しながら、来年の11月に向けて準備を進めていきます。
いずれも、詳細につきましては甃会HPから議事録をご覧ください。
◎7月3週目には「甃会からのお知らせVol.10」等の郵便物がお手元に届くものと思います。同窓祭への出席・欠席をお尋ねする葉書も同封しておりますので、ご覧いただきご返送もよろしくお願いいたします。
この1年の間に住所変更などあった方、以前から郵便物が届いていない方は事務局にお知らせください。お手数ですが、下記メールアドレスまでお願いいたします。
事務局メールアドレス: ishidatamikai@gmail.com
前日の激しい雨も一転、午後から晴れ間も見えました。6月29日(土)2024年度第4回役員会を東京国際フォーラム会議室で行いました。
その後、17時半より「眞花」にてOBサロンを開催しました。なお、役員会の内容及び議事録等は後日改めてご報告いたします。
さて、復活したOBサロンも3回目となりました。24名の参加がありました。HPでもお知らせしました永田様、清水様をはじめ鬼籍に入られた会員の皆様を偲ぶ、献杯から始まりました。種村様(69年卒・建築班)がこれまで共に旅行されてきた写真のアルバムを作成し、お持ちくださいました。皆様が元気に各地を旅行されてきた写真の数々、仲の良さを改めて拝見することができました。
また、9月16日(月・祝)同窓祭に参加する甃会ですが、講演会・講師は赤塚雅己さん(80年日文卒、建築班)と決定しており、今回OBサロンに参加いただきました。
「源氏物語 ー最後のヒロインが求めたものー」これが同窓祭、講演のテーマ!
役員会からのお願いを快くお引き受けいただいた赤塚さんです。同窓祭では興味深いお話が聞けるものと確信いたします。講演会を多くの甃会会員で盛り上げていきましょう。役員会も全力でサポートさせていただきます。
同窓祭の内容については、「甃会からのお知らせVol.10」に掲載しております。7月中旬、他の郵便物と共にお送りいたします。是非ご覧いただき、9月16日は多くの皆様のお越しをお待ちしております。
今回のOBサロンも時間が足りない、盛り沢山の楽しい時間を過ごすことができました。
さて、次回のOBサロンは…
日程や場所など、山崎(井上)百合子さん(77年卒・建築班)・若月(大塚)あや子さん(77年卒・工芸班)を中心とした、次回幹事にお任せすることになりました。
開催のお知らせや参加についてなど、ホームページでご報告させていただきます。次回のOBサロンは皆様とどちらでお会いできるでしょうか。とても楽しみです。
5月7日(火)時折り小雨降る中、アイビーホール1階・茶珈堂で現役古美研役員3名、甃会役員から2名が参加し、情報・意見交換会を行いました。お昼休みを利用した短い時間ではありましたが、貴重な時間を共有できました。
亀村会長から古美研の歴史、甃会についての概要、および今後の予定などをお伝えしました。特に来年は60周年を迎える古美研、そのための周年行事を計画中であることもお知らせしました。ここまで古美研が続いてきた、貴重な人の繋がりを理解していただけたなら嬉しいです。
現役役員からは今年度の入部状況や今後の活動についてお話をお聞きしました。新歓を5月22日に予定しているそうで、そこで入部人数など把握できるとのことですが、現在のところ登録者60名程、新入生も昨年同様3〜40人になるのでは?ということでした。間近な活動としては11日にアーティゾン美術館へ行くとのこと、月一の活動に加え、合宿も出来たら実施したいとの意欲もお聞きしました。
昔の合宿の様子、週二回あった活動のことなど、現役生からは羨ましがられました。昭和っぽさ(もろ昭和に生きており意識したこともないのですが)に憧れを持っているようです(苦笑)。
思えば、つい最近まで学校生活もままならない状況でしたので、私たちが過ごしてきた古美研・学生生活は青春を謳歌できた良き時代だったと気づかされます。規制の多かった辛い時期を乗り越えた現役生にも、これから思う存分、学生生活を楽しんでいただきたい。古美研がそのどこかに、そして今後も彼らの中に存在できたなら大変嬉しく思います。
甃会として、今年度も現役生を陰ながら応援してまいります。役員3名、明るい皆さんでした。古美研を引っ張ってくれることでしょう。
参加者
現役から 会長 迫田さん 副会長 奈良部さん 会計 室谷さん
甃会から 会長 亀村 副会長 渡辺(直)
4月20日(土)21日(日)ティアラこうとう 大ホールにて、歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』歌劇『道化師』のオペラ公演がありました。この公演に、江東オペラ合唱団に所属する(1979年卒・絵画班)小林真子さんがソプラノとして参加されました。ご報告をいただきましたので、皆様にもお伝えさせていただきます。
〜鑑賞したお二人からのコメント〜
●79年卒業の小林真子さんがソプラノとして参加するという、初めての「江東オペラ歌劇」。皆さんの歌、踊り、演技ともに素晴らしかったです!
あの、大声を出すこともなかったサッコちゃん(小林真子さん)が生き生きと歌ったり軽やかに動く様子を見て、私たちも幸せな気持ちになりました。それになんと楽しそうなこと!20年もオペラを続けているそうです。
終了後に会ったサッコちゃんは、学生時代と変わらず、とても若々しかったです。
帰り道、いつもフワフワと夢みるような目をしていた彼女が、何かの折りに書いた「憧れ」という柔らかな文字を、思い出していました…。
●年賀状だけのお付き合いとなったサッコ先輩にお会いしたくなり、由比草刈り隊、語ろう会、サロン、にお誘いしてもつれないお返事ばかり…。
ですが、聞けば、「合唱をしていてオペラ公演の稽古で忙しい!」と。いざ会場へ向かうと舞台のサッコさん、愉しげで躍動感溢れる演技で、とても素敵でした。
オペラには一切興味の無い私でしたが、その面白さが少しわかった気がした1日でした。
皆様の中にも、こんなことを楽しんでいる、新しい世界を知った、ライフワークはこれ…などありませんか?お知らせをお待ちしております。自薦他薦を問いません。
4月24日(水)14時より、アイビーホールグリーンエリアC室において2024年度第3回役員会を実施しました。GW直前ということもあり、平日水曜日の開催となりました。
さて、青山祭(9月16日開催)の講演会は、講師及びその演題も決定しました。今後、具体的な準備へと進めてまいります。展示につきましても、概要は定まってきました。また、60周年記念行事ですが、会場が絞られ最終決定段階へと入っております。内容についてもさらに検討を重ねてまいります、
議事内容・詳細につきましては、甃会HPよりご覧ください。
次回役員会は 6月29日(土)13時〜17時、(アイビーホールが予約できなかったため)東京国際フォーラムガラス棟6階で実施いたします。
🍻役員会終了後、17時半より古美研OBサロンが「眞花」(千代田区丸の内)にて実施されました。役員も参加、いつものことながら楽しい時間はあっという間でした。
前回は奈良合宿旅行された皆様でした。今回は鎌倉合宿、その紀行文とお写真をいただきましたのでご紹介させていただきます。
4月15日~16日・1泊2日で鎌倉合宿を13名(日帰り4名)参加で行いました。
初日は電車のトラブルで北鎌倉駅集合(10名)の足並み揃わぬスタートとなりました。しかし汗ばむほどの好天に恵まれ、早出組は円覚寺と淨智寺を拝観し、北鎌倉の顔である建長寺で当初参加者が揃い、壮大な禅宗寺院の伽藍と本尊(地蔵菩薩)・天井画を参拝し、新婚カップルが晴れ着で撮影会を横目で見ながら、枝垂れ桜が満開で堪能できました。
遠隔地(大阪・名古屋)からの参加3名が鶴岡八幡宮前の食事処で合流し全員集合です。食事を取りながらお互いに近況報告後午後の散策スタートです。大半の健脚者は鎌倉宮・覚園寺・永福寺跡・浄妙寺・報国寺の金沢街道沿いを散策しましたが、事前準備の成果か落伍者もなく春爛漫の1日目の鎌倉散策を終えました。
夕食はいつも居酒屋風の和食でしたが、今回は駅近くのイタリアンのフルコースです。ワインで乾杯、洒落たムードに合わせ最初は小声の歓談でしたが、徐々にお酒が入ると散策話題から孫の受験・持病の治療や転んで怪我の報告等尽きることなく、少し小声で歓談するよう注意されても、旧交を温める楽しい時間が足りず、二次会での歓談延長戦で終了です。
翌日も好天に恵まれ、ホテルから鎌倉大仏の高徳院までタクシーで分乗。大仏の外観と体内を拝観し、長谷寺の本尊・十一面観音を参拝、展望テラスで湘南海岸を一望し全員感嘆!
長谷駅から江ノ電に乗り七里が浜下車、徒歩4~5分のテラスレストランで江ノ島を右に見て、海岸ではサーフィンを楽しんでいる長閑な風景を見ながらの昼食会も素敵でした。束の間の心の洗濯ができ、皆さんリフレッシュ完了です。 次回の候補地の話もいろいろ出るなか、七里ヶ浜駅で散会。個々の経路に合わせ、江の島、鎌倉方面へと帰路に着きました。
次回が有るか?乞うご期待!
(文責:69年卒・種村)