古美術研究会OB会「甃会」
その後60年の歳月を経る中、後輩たちが途切れることなく活動を続け、今日に至っております。卒業生(OB・OG)は1,100名を超え、OB会組織「甃会」として親睦活動や現役学生との交流・支援、古美術研究の啓発活動を続けています。
70代から20代まで、青山キャンパスで過ごした風景はそれぞれの時代で異なっていても、私たちには共通のキーワードがあります。それは「甃」という文字、誰もが辞書を引かずに読めること。私たちは同じ石だたみの上を歩んでいるのです。
先日の「古美術を語ろう会」で現役生、新副会長の奈良部さんから発刊のご報告をいただきました。コロナウィルスから活動制限がなくなり、やっと思うように活動できるようになった2023年度でしたね。本日こちらに、表紙と2023年度会長大内さんの挨拶、並びに副会長谷田貝さんの編集後記をご紹介いたします。
また、本号に掲載されている現役の皆さんの力作タイトルは以下のとおりです。
●光と色彩のクロード・モネ
●建築から見る国立西洋美術館
●弥勒菩薩半跏思惟像
●古代メキシコ展とトウモロコシ
●栃木・鹿沼組子
●太宰府天満宮と菅原道真
●パトロンとしてのメディチ家
●会津のさざえ堂
文化祭も初めて、何かと初の活動が多かった中で、部として大きく成長できたこの1年だったのではないでしょうか。60年近く続いてきた古美術研究会ですが、その間、長く受け継がれてきた機関紙「甃」第59号の発刊を大変嬉しく思います。「甃会」は、現役の皆さんの活動に感謝するとともに、新年度も微力ながら応援させていただきたいと思います。
4月13日(土) 晴天に恵まれ、タイトル通り「春爛漫」の古美術を語ろう会となりました。参加者29名(うち2名は午後、帝釈天から参加)今回も10代から80代までと幅広い年代からのご参加でした。誰一人も代替案のバスを利用することなく、江戸川沿いを無事に元気に歩き、楽しい1日となりました。
例年、すでに桜は散ってしまった頃なのですが、今年はどうしたことでしょう。菜の花の春の香りの中を、まだ残る桜に迎えられ、時折吹雪く花びらに感動しながら、思わぬお花見までできました。
年齢も幅広ければ、参加も甃会を超えて校友6名、現役古美研生5名というバラエティに富んだもの。さらに時代も万葉集から昭和の寅さんの世界へと、こちらも幅広い歴史ロマンを歩くことができました。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
市川駅からスタートし、万葉ロマンを訪ねて「手児奈霊神堂」へ
里見公園へと(羅漢の井・紫烟草舎・里見群亡の碑・明戸古墳石館など) →江戸川土手へ 矢切の渡しまで歩く、歩く…
→矢切の渡しから柴又へ→(昼食)再び集合「帝釈天で生湯を使い」の(帝釈天)経栄山 題経寺→大正浪漫、山本亭では庭園・和室・洋間を見学し、寅さん記念館へ こちらで解散
詳細、写真等は「甃会」ホームページよりご覧ください。
毎年ご報告している、静岡由比のスルガエレガントの収穫作業、今年も始まりました!
今年は初の試みとして「2024収穫祭」と銘打って、収穫の手伝いと畑の様子を知ってもらおうといろいろな方にお誘いをしました。
収穫祭は先週末の3月30日(土)31日(日)二日にわたって延べ24名が参加して実施され、事故もなく無事終了いたしました。ゲストとしてお呼びした甃会員や校友、知り合いのファミリーなどが、季節外れの炎天下の中、楽しみながらも汗をかいて一所懸命収穫作業に協力いただきました。富士山と駿河湾と青い空に見守られて充実した2日間を過ごしました。
既に収穫量を上回る注文をいただき、一部次の収穫まで出荷が出来ない状況となっております。つきましては大変申し訳ございませんが、ご注文については受付終了とさせていただきます。
3月12日18:30より、アイビーホール「茶珈堂」で2023年度下期アイビーグループ代表者会議が、19:45より懇親会「アイビーフレンドシップパーティー」が実施されました。
会議には亀村会長、渡辺(直)副会長、伊藤役員の3名で出席。議事内容として「活動支援金及び通信費補助金の23年度報告と24年度の募集説明」「幹事会活動報告と次年度計画」「校友会ホームページ活用」「あなたと青山学院の原稿募集のお願い」「幹事会メンバー募集のお願い」などでした。激しい雨で始まった会も終了する頃には止んでおりました。
懇親会も同会場にて亀村会長と伊藤役員が参加しました。互いに懇親できるフランクな雰囲気の中、こちらも盛会のうち終了しました。
今後の校友会の企画・予定として、皆様にお知らせいたします↓
◎青山学院校友会130周年記念式典 3月23日(土)青山学院講堂
https://www.alumni-aoyamagakuin.jp/information/news2024_130/
◎同窓祭 9月16日(月・敬老の日)
例年と日にちが異なりますのでお間違えのないようにお願いいたします
実行委員長は高橋克典さん(青山学院大学経営学部同窓会)
同窓祭実行委員を絶賛募集中です!
1月20日(土)「大寒」という暦通り、前日の暖かさから一転しました。13時半よりアイビーホールグリーンエリアC室において2024年度第2回役員会を実施しました。
次回4月13日(土)実施予定の古美術を語ろう会「春爛漫~江戸川沿いに歴史ロマンと美味を訪ねて」 は最終確認、及び下見の日程も決定しました。改めて2月に募集のお知らせをいたします。
同窓祭(9月16日)での講演会・展示についても検討事項はより具体化しております。60周年記念行事につきましては、この日会場候補の下見(アイビーホール3階シノノメ)を行いました。パーティー会場としては魅力的ではあるものの、講演会の会場を別に探す必要があると判明、今後も会場リサーチを進めてまいります。
他の協議事項や詳細は、こちら甃会HPよりご確認ください。
次回役員会は 2024 年 4月 24日(水)14 時からアイビーホールグリーンエリアC 室 において実施いたします。
🍻役員会終了後、4年ぶり復活の「古美研OBサロン」に全役員が参加しました。17時より「眞花」(千代田区丸の内)にて実施、25名の参加がありました。
OBサロン復活! 楽しかった時間はあっという間でした
大盛況のうちお開きとなりました。長かったブランクでしたが「復活から今後の継続へ!」一歩前進できたように思います。
100回の記念大会となった「箱根駅伝」は、往路で優勝した青山学院大が復路でも各区間でリードを広げ、10時間41分25秒の大会新記録で2年ぶり7回目の総合優勝を果たしました
1月3日昼過ぎ、ゴールまで残りわずかの芝増上寺前。青学アンカーは宇田川 瞬矢選手(総合文化政策学部2年、埼玉県川越市出身)。
10区沿道応援風景
駒大絶対優勢の前評判を覆し、ぶっちぎりの強さでよっぽどのことがない限り総合優勝確実となり、芝公園前の青学応援エリア沿道応援にも余裕があります。
以下は参加者からの声です。
・青学最高!!現地で応援したのは久しぶりです。暗いニュースで始まった令和6年でしたが明るい話題を提供してくれた選手たちには感謝です!青学駅伝メンバーのみなさん、ありがとう❣️
・ぶっちぎりの優勝で~コイツァ~春から縁起がイイヤ~‼️
・ひたむきに走る姿は、凛々しく清々しい!新年早々パワーを頂きました。
・100回目の記念の大会で、復活の総合優勝に立ち会えて光栄でした。皆さんと一緒に声援を送れて元気も頂戴したように思います。ありがとうございました。
10区優勝後記念写真
悲しく暗いニュースで始まった2024年ですが、駅伝メンバーの皆さんにはそれらを吹き飛ばしてくれる明るさがありました。この勝利の陰には大変な努力があったはずです、彼らの活躍を誇りに思います。青山学院大創立150周年、箱根駅伝100回大会、原監督就任20年、この3つのタイミングで優勝できたこと、歴史に大きく刻まれる記録となりました。
沿道応援の皆様、そして全国のテレビ観戦の皆様、応援をありがとうございました。
12月16日(土)、前日までの天気とは打って変わり、雲間に顔を出したお日様と20℃越えの季節外れの暖かさのなか、恒例の「古美術を語ろう会」が催されました。校友会発行「あなたと青山学院42号」にも掲載、参加を募ったものです。
参加者は、最多だった前回5月の「~初夏の隅田川震災復興橋巡り〜」よりさらに多い34名でした。たくさんの甃会員、校友の皆さま、現役古美研生(10代から80代まで!!)に参加いただきました。
鴎外フェチの渡辺哲夫運営役員主導のもと、千駄木団子坂上の鴎外記念館(元鴎外邸跡)~根津神社~夏目漱石旧居跡「猫の家」~東大農学部ハチ公像~赤門(昼食)~東大総合研究博物館~三四郎池~安田講堂~無縁坂~旧岩崎邸庭園、とバラエティに富んだ盛りだくさんの見どころを楽しく元気に見て廻りました。
多人数にもかかわらず、事故トラブルもなく充実した一日となりました。
鷗外記念館から始まりました
東大農学部ハチ公像前で
他の写真はこちらでご覧ください→
参加役員からのコメント
・34名の大所帯にもかかわらず、事故無く催行出来て何よりです。
・事前準備や当日のキビキビした対応で事故なく楽しく過ごせて大盛会でしたね。現役生は岩崎邸辺りでお疲れ気味だったかな?OBも初参加の人も増えてきて甃会の下の年代への展開に繋がりますね。
・お天気もよく暖かく気持ちよく歩けましたね。新しく参加された方々にも楽しんでいただけたようでよかったです。
・楽しかったです。最高のメンバーでした。
・ひさかた振りに鴎外&漱石を読む機会を得ました。哲くん、有難う。
・お天気にも恵まれ、有意義な語ろう会になった事嬉しく思います。でも、ほっとしたら、疲れがどっとでてしまいました。
参加の皆さまからもお礼のメールをいただき、大変嬉しく思います。ご参加ありがとうございました。
◎次回は4月13日(土)、市川駅から柴又駅まで、万葉から現代まで歴史とロマンを訪ね歩く旅です。
2月中~下旬のホームページと校友会発行「あなたと青山学院」に掲載予定です。こちらもどうぞお楽しみに!
前回は伊豆旅行された皆さんでした。今回は奈良合宿、その紀行文とお写真いただきましたので、ご紹介させていただきます。
今春の伊豆合宿に引続き、11月6~8日・2泊3日(1名3泊)の奈良合宿を開催しました。
東京周辺から9名・名古屋1名と大阪3名で合計13名参加です。 合言葉は「何しろ元気な内は全員集合!」です。
初日(6日)はマイクロバスで全体行動での散策です。紅葉が始まった円成寺から浄瑠璃寺(吉祥天特別開帳)の浄土庭園を散策し、新薬師寺・不空院と最後は平城宮歴史公園内の遣唐使船などを見学し、当時の難航海(鑑真・空海等)さを肌で感じました。
散策後の息抜きでお茶を飲み、ジェラート食べながらの雑談がまた楽しいのです。
夕刻から懇親会で海鮮中心の料理に箸が止まらず、酒も入り話が止まらず、又爆笑が絶えず、最後の締めは「カレソン」の合唱で盛会裏に初日を終えました。
二日目はレンターカー2台で2コースに分かれての散策です。A班は秋季特別公開の奈良市内(西大寺・秋篠寺・海龍王寺・法華寺・昼食後二班に分かれ奈良公園中心コースと薬師寺・唐招提寺・大安寺)、B班は遠出コース(室生寺・当麻寺・秋篠寺等)です。
私的な感慨で誠に申し訳ないですが、久しぶりに秋篠寺・伎芸天と再会しました。この仏像は古美研創部者・内田喜三さんを古美術の虜にしたきっかけの憧れの仏像で、その体験を1966年の青山祭で「伎芸天に魅せられた男」のタイトルで寸劇を披露しました。
脚本は鈴木立夫さんが作り、彼に乗せられて恥じらいもなく私が内田さん役で伎芸天をTさんが演じ、青春の淡い懐かしい思い出です。
もう1件は十数年前、海龍王寺の「十一面観音菩薩立像」の存在を知り、気にしながら機会がなく今回拝見でき大満足でした。絶対秘仏が、昭和28年より御開帳(年2回)になり、私的感想ですが彩色が鮮明に残る美しいお姿と優しい微笑が今でも余韻が残っています。
三日目は自由行動で前日の夕食時に散策先が決まり、4グループに分かれての散策になりました(奈良市内から宇治、伏見周辺から東寺、法隆寺周辺、松尾大社から東寺)。
何はともあれ、参加者全員が病気や怪我がなく無事帰宅できたことが最良の報告です。
今後の意見を聞いたところ、来春、鎌倉を散策し、日帰り組と宿泊組(海が観えるホテルか湯河原温泉旅館か)に分かれる案が浮上中です。
皆さん、次回計画が実現できるか?古参組に乞うご期待。(文責:69年卒・種村)
「箸も止まらず、話も止まらず、爆笑も絶えず…」素敵な時間をお過ごしです。皆さんの仲の良さをいつも羨ましく拝見しております。来春は鎌倉ですね〜!次回のお便りも楽しみです。
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古美研OBがかつて居た時間に戻れる、その「居場所」があることはとても幸せなことだと思います。「甃会」を、これからへとずっと繋がっていけるよう役員会も努力してまいります。
11月9日、とりいちず酒場(渋谷新南口店)で現役生の青山祭打ち上げコンパがありました。甃会を代表して渡邊哲夫運営委員が出席し、支援金を贈呈しました。この3年強の間、思うように活動できなかった現役生でしたが、青山祭に参加するまでに活動が戻ってきたことを大変嬉しく思います。
古美研 大内会長と
甃会は今後も現役生を微力ながら応援していきたいと思います。
11月3日〜5日 青山祭で賑わうキャンパスでした。
「古美術研究会」は17号館5階、甃会の同窓祭と同じフロア17502教室で展示を行っていました。(古美研の展示は3日・4日)
展示作品を何枚か写真でお伝えいたします。
残りの写真は、甃会HPでご覧ください。
今年の作品は 金閣寺、刀身「大包平」、富岳三十六景の貼り絵、埴輪でした。加えて過去の作品がいくつか。
(作品のクオリティはさておき)コロナで4年ぶりの青山祭で、先輩たちからの継承もない中で、みんなで協力し合って作品を作り上げたことは大いに評価できます。
あとは見せ方、集客の仕方等もう少し工夫を凝らしてほしいところですが、これは2年生や1年生が今回の経験を糧として、来年に繋げてくれることを期待したいと思います。