…・… 1月の活動報告 …・…
1月は島田由紀先生(青山学院大学宗教主任・大学院国際マネジメント研究科准教授)による、ドイツの神学者でヒットラー暗殺計画に加担し投獄され絞首刑となったディートリッヒ・ボンヘッファーの獄中書簡集についてのお話でした。絞首刑になる数か月前に、婚約者や家族へ向けた最後のクリスマスのメッセージである「良き力に」という詩は、獄中にあってこれほど希望と感謝に満ちた詩が書けることに衝撃を受けました。この詩が「良き力にわれ囲まれ」という讃美歌になり、静かな力強さを感じる詩とメロディーを皆で讃美しました。
聖書は「ローマの信徒への手紙」第5章1~11節を島田先生が読んでくださいましたが、「希望は失望に終わることはない…神の愛が私たちの心に注がれているから」という5節が、獄中でのボンヘッファーの心情を思い、強く心に響きました。
今月も良いお話をお聞きして、新しい知識の扉の前に立つことができたことに感謝します。