千葉県東葛支部

東葛支部秋季特別ツアー「駅伝応援&お伊勢参り」の記録

2024年11月3日(日)~4日(月)、全日本大学駅伝の応援とお伊勢参りのツアーを実施しました。
第56回全日本大学駅伝(正式名称は「秩父宮賜杯 全日本大学駅伝対校選手権大会」)をゴール地点で応援し、翌日にお伊勢参りをするというツアーを企画いたしました。
参加した校友有志は20名(うち2組はご夫婦参加)、両日とも好天に恵まれ、充実した旅を満喫することができました。
以下、写真を中心に当日の模様をお伝えしたいと思います。 (YM)

1日目は午前7時に東京駅に集合、新幹線のぞみ号で一路名古屋へ。名古屋では近鉄特急に乗り換え、伊勢市駅に着いたのは11時過ぎ。ここで写真の貸切バスに乗り換えてゴール地点の宇治橋付近に向かいます。

駐車場からおかげ横丁に向かう一行。伊勢市駅からゴール地点まで5kmほど。途中が大渋滞でひやひやしましたがなんとか選手がゴールする前におかげ横丁の応援地点、勢乃國屋さんに到着しました。

勢乃國屋さんは本学OGがおかみさんをする飲食・土産物店で、おかげ横丁の一等地にあります。このお店を全国から応援に集まる校友の休憩所、応援場所として提供いただいています。なお大学の応援団はもっと上手の専用の場所で応援しています。

応援前に勢乃國屋さんの3階で昼食。名物の伊勢うどんや手捏ね寿司を堪能します。

沿道に本学の幟を立てて応援する校友たち。目の前の道路を選手たちが最後の力を振り絞って走り抜けてゆきます。ここではどの大学の選手に対しても拍手と大声援が送られます。駅伝応援の醍醐味です。

勢乃國屋さん前にて。駅伝が終了するとこの店の2階にて、全国から集まった200名近い校友たちと、選手監督スタッフ等を交えた慰労会が開かれます。私たちは時間の都合で皆さんの前でご挨拶だけさせていただき、引き上げてきました。

応援後の余った時間で少しだけ内宮を散策しました。今回は2日間、旅行社の恩田さんが添乗員として付き添っていただいたおかげで、乗換から現地案内まで迷うことなくスムーズに行楽することができました。

これは何でしょう? 伊勢神宮内を流れる五十鈴川にかかる橋には、その上流側にたいがいこのような施設が設えられています。これは「木除杭(きよけぐい)」といい、流木から橋を守るために設けられているそうです。豆知識でした。

夕刻、今夜の宿「鳥羽シ―サイドホテル」に到着、ひと風呂浴びたあとの夕食は乾杯から始まりました。左手の額の文字は読めますか?「華」だそうです。

夕食を楽しむ面々。伊勢湾の海の幸をちりばめた懐石膳を堪能します。松坂牛もちょっぴりありました。

二日目の朝。出発前に記念撮影です。今日は終日お伊勢参りの予定。正式なお伊勢参りは二見浦から始まり、外宮~内宮と巡ります。

まずは二見浦の二見興玉神社へ。「二見」の地名は約2000年前に倭姫命がこの地を訪れたときにその風景があまりに美しく、二度振り返ってご覧になったことに由来するとのこと。神社は猿田彦大神ゆかりの興玉神石を拝し、縁結びや夫婦円満、交通安全等の御利益があるという。

縁結びと夫婦円満を象徴する夫婦岩。5~7月であれば、大注連縄で固く結ばれた二つの岩のあいだから朝日が昇るのが見られるという。どの季節でも視界さえよければ二つの岩の間に富士山を望めるとのこと。当日は残念ながら見られませんでした。

二見浦からバスで外宮(豊受大神宮)に移動。ここに祀られた豊受大御神は、食物・穀物を司る神であり、衣食住をはじめあらゆる産業の守り神であるといわれています。外宮には御正殿と同様に高い格式を有しともに平成25年に遷宮された多賀宮という別宮が配されています。

御正殿には和御魂(にぎみたま)が、多賀宮には荒御魂(あらみたま)がそれぞれ祀られており、前者では日々の無事を感謝するお参りを、後者では願いごとや事をなす勇気をいただくお参りをするのがよいとされています。また一説には、外宮では感謝のお参りを、内宮ではお願いのお参りをするのがよいとも。

伊勢神宮の鳥居は一番上の横木が特有の五角形断面をしており、これは雨水が溜まることによる腐食を防ぐためと言われています。

和御魂と荒御魂は、同一神における慈愛と怒りの二面性をあらわしており、人々は神の怒りを鎮め、荒御魂を和御魂に変えるために、神に供物を捧げ、儀式や祭を行ってきたことが神道の源となっているという。

外宮は近鉄・JRの伊勢市駅からほど近いところにあります。

内宮前に移動して、再び勢乃國屋さんで昼食休憩。いよいよ今回のツアーの締めとも言える内宮への参拝に備えます。

今回の昼食は前日とは異なり天ぷら定食風でした。

内宮(皇大神宮)にお参りします。式年遷宮される御正殿(和御魂)にお参りします。ここは撮影禁止なので入り口だけ。

御正殿へのお参りを済ませて降りてきた人たち。一方通行でお参りするようになっています。

次に向かう荒祭宮(荒御魂)への道中にあるのが「踏まぬ石」。階段の途中にあるひび割れた石なのですが、これを踏んではならないとされています。

このひび割れが「天」という字に見えることから、天から降ってきた尊い石という謂れで、踏んだものには災いが訪れるとか。もちろんあえて踏む勇気のある人はおりませんでした。

内宮のお参りが済んだら、貸切バスに飛び乗って高速道路で一路名古屋駅へ。名物のひつまぶしを味わったのち解散となりました。このあと新幹線で東京へ。東京駅に到着したのは午後9時過ぎでした。参加の皆さま、お疲れさまでした。

<無事にカエル>
 二見浦の随所に見られる二見カエルの像。二見興玉神社に祀られた猿田彦大神の使いで、「無事カエル」、「若ガエル」、「貸したものがカエル」などの縁起物として親しまれています。

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