青山学院大学文学部英米文学科同窓会

The Alumni Association of the Department of English at Aoyama Gakuin University

第15回総会・記念講演・茶話会開催報告

日時: 2024年6月8日(土) 14:00~16:20
会場: 校友会A室(アイビーホール2階)ハイブリッド形式(対面+Zoom meeting)
 紫陽花の美しい季節に第15回目を迎えました英米文学科同窓会総会では、決算・予算・事業計画など総会の議事に続いて、吉波弘氏の総会記念講演が行われました。ハイブリッド形式が標準になってきたことで、遠方からのご参加も可能になりました。その後の茶話会は和やかな雰囲気のなか、カレッジソング、記念撮影と続き、母校を懐かしく思い世代間の交流を深める貴重なひとときになりました。
 昨年、創立25周年を迎えた英米文学科同窓会が、リニューアルされた会報も含めて、多くの卒業生に懐かしんでいただける場になりましたら、大変嬉しいです。次回も多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

        笑顔溢れる参加者

       和やかな雰囲気の茶話会

<第15回総会記念講演>

講師 吉波 弘氏 (青山学院大学名誉教授、英米文学科同窓会会長)
演題 『不思議の国のアリス』を生んだオックスフォードの自然環境と言語文化 
                 ―2023年秋季セミナー続編 ―

 今回は秋季セミナーの続編として、吉波先生がオックスフォード大学で研究された時のお気に入りの散歩コースや、「不思議の国のアリス」が生まれるきっかけとなったアリスと著者ルイス・キャロルの船遊びのお話を、テムズ川周辺の写真などを織り交ぜながら聞かせていただきました。また、ファンタジー文学が生まれた豊かな自然環境やその背景にあるファンタジーの伝統を楽しむ言語文化の世界に触れました。
 日頃の先生の言葉選びの絶妙なユニークさがこの地でさらに磨かれたのかなと思い描き、現地を訪ねてみたくなるような楽しい余韻に包まれました。先生の言語研究に対する情熱を感じ、また不思議の国のアリスを読んでみたいという気持ちを呼びさましてくれました。いくつになっても学ぶことは楽しいと感じる素晴らしい講演でした。

    講師:吉波弘会長