青山学院大学文学部英米文学科同窓会

The Alumni Association of the Department of English at Aoyama Gakuin University

第31回青山学院大学同窓祭公開講座開催報告

 2024年9月16日(月・祝)は晴天に恵まれ、5000人の来場者を得た第31回同窓祭のキャンパスは、小さなお子さんを連れた家族連れや旧交を温めるゴールデンジュビリーのグループ等、この日を楽しみにしていた青山ファミリーでいっぱいでした。
 そのような雰囲気のなか英米文学科同窓会は、青山学院大学理工学部物理学科をご卒業後、英米文藝翻訳家として活躍していらっしゃる日暮雅通氏を講師にお迎えして「シャーロック・ホームズ物語再考 ― 130年に渡る人気を探る」と題した公開講座を開催いたしました。当日の会場はシャーロック・ホームズを愛する方々であふれ、皆様目をキラキラさせて講演を聞いていらっしゃった様子が印象的でした。
その名を知らない人はいないシャーロック・ホームズの物語ですが、実は探偵小説の黄金期と言われる1910~30年代ではなく、それ以前の黎明期に発表され人気を博していたそうです。ご講演の中では原作者であるコナン・ドイルの生前から現代まで、舞台、映画、TVで発表されてきた数々の翻案作品を写真やビデオでご紹介いただきました。特に古い無声時代のビデオが写しだされた時には時代が一気に遡ったように感じられました。
 シャーロック・ホームズへの興味は尽きず、まだまだお話を伺いたいと思った方も多かったことでしょうが、当同窓会が関係する他の同窓祭行事が引き続き行われることになっていたため、定刻に終了となりました。

       講演会の様子

     講師:日暮雅通先生