

青山学院大学文学部英米文学科同窓会
The Alumni Association of the Department of English at Aoyama Gakuin University第16回総会・記念講演・懇親会開催報告
日時 2025年6月7日(土) 14:00~17:00
会場 校友会A室(アイビーホール2階)ハイブリッド形式(対面およびZoom meeting)
梅雨入り直前の週末、校友会A室(アイビーホール2階)で第16回総会が開かれました。今回も対面とZoom meetingの併用でした。
例年通り前年度の事業・活動報告および決算報告が行われ承認、新年度の事業・活動計画および予算案が提示され承認されました。また今年度は役員改選の年にあたり、承認後、会長から新役員の紹介と退任役員への謝意が表されました。幹事には90年代卒が増え、徐々に若返りも進んでいきます。同窓会活動に興味をお持ちの方はぜひご参加ください。
休憩をはさみ、三遊亭遊史郎師匠による記念講演「落語と端唄に息づく江戸の暮らし」が行われました。会場に急遽高座が組まれ席亭の雰囲気を醸し出すと、出囃子が流れ一気に落語の世界にひきこまれます。落語「湯屋番」のマクラで、英米文学科同窓会の記念講演に落語と端唄が選ばれる意味ーー自国の文化について認識を深くすることが、他文化についてのより深い理解につながるーーが語られました。続いて三味線の弾き唄いで「深川」「並木駒形」「からかさ」「角力甚句」、最後に落語「子別れ」。江戸の風情を存分に楽しむとともに、長い歴史の中で庶民が支えてきた文化に目を向けてみるのも面白いと思う時間を過ごしました。
高座を解体後、8つのテーブルが作られて懇親会が始まりました。席はくじ引きで、卒年を超えた活発な交流が各テーブルで見られました。予定時間を過ぎて記念撮影をした後、惜しみつつ会場を後にしましたが、講演中、大雨が降ったようで、地面はしっとり濡れ、穏やかな夕日が輝いていました。

三遊亭遊史郎師匠

三味線の弾き唄い

笑顔溢れる参加者