榎本アドグルOB会

榎本アドグル 募集要項 (1972年度)

1、知性・教養・食欲に自信がない者。

2、一定の方針、計画、特質を持たないのが榎本アドグルの特徴。これを理解するもの。

3、応募者、少なければ少ない程良い。誰もいなければなお良い。

知性と教養と食欲に十分な自信があれば学生生活は楽しく送ることができる。
もしも自信がないならば、今からでも大いに自信をつけるように、榎本アド・グルで自己を錬磨するとよい。
学識と品性と健康とは、人間生活での三大条件だと思う。
学校やアド・グルでは良い先輩と良い友人を見つけることが大切であろう。
また柔軟な姿勢で自ら謙虚に学ぶ態度を身につけ他では得られない学生生活を満喫すると良い。
榎本アド・グルは、当初の期待に反して、知性、教養、そのうえ食欲と美貌に自信のある者が非常に多い。
しかも応募者は、150名にもおよぶ。このために幹事の苦労もなみたいていではない。
願わくはメンバー一人ひとりが幹事を支えて、よいグループ活動を作り上げて欲しいと思う。

                                    経済学部教授 榎本 弘
                           
                 榎本アドグル機関紙「D IG OUT」創刊号 1972.5発行 巻頭言より

榎本先生 ご略歴

1931年(S6)11月20日 北海道函館に生まれる
1944年(S19)4月 青山学院中等部入学
1954年(S29)3月 青山学院大学経済学部 卒業
1956年(S31)3月 青山学院大学院経済学研究科修士課程修了
1956年 (31年) 10月 平野章子(ふみこ)と結婚
1957年(S32) 8月  長女 真理子誕生
1958年(S33) 10月 鹿児島商科短期大学 専任講師
1960年 (S35) 4月 鹿児島経済大学 専任講師 兼 鹿児島商科短期大学 専任講師
1960年4〜9月  一橋大学へ国内留学(理論経済学専攻)
1960年(S35) 7月  長男 譲誕生
1961年 (S36) 4月 青山学院大学経済学部 専任講師
1964年(S39) 榎本アドバイザーグループ誕生
1967年 (S42) 4月 青山学院大学経済学部 助教授
1971年 (S46) 4月 青山学院大学経済学部 教授
1985年 (S60) 4月 青山学院大学経済学部 学部長
        (この間、大学図書館長、大学院経済研究科主任など歴任)
2000年(H12) 3月 定年により退職
2000年    4月 青山学院大学名誉教授
2024年(R6)3月10日 召天(92歳) 

<その他>
1985年〜   学校法人青山学院評議員
1988年〜   社団法人青山学院校友会評議員
1999〜2004年 社団法人青山学院校友会理事・会長

<信仰歴>
1949年(S24)6月6日〜日本バブテスト連盟 大井バブテスト教会にて受浸
    (この間、教会学校長・責任役員。信徒代表・教会付属あけぼの幼稚園理事など歴任)

青山学院大学 アドバイザー・システムとは

アドバイザーシステムについて…青山学院大学 学生手帳(1972年度)より

 本学では健全な学生生活指導の実をあげるためにアドバイザーシステム(Adviser-system)を設けており、教師が何名かの学生を引き受けていろいろの相談に応じ、助言指導を与えている。
この制度の意図するところは、教師と学生との人間的接触のうちにあって、学則に謳っている人格の陶治という面に大いに寄与しようと云うところにあります。
毎学年4月に希望アドバイザー登録を行います。

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アドバイザー・グループとは…青山学院大学HPより(2023年度)

アドバイザー・グループ(通称「アド・グル」)は、本学が新制大学として発足した当初より、本学ならではの活動として実施しています。
アド・グルは、学部や学科にとらわれることなく、学生が各自の興味や関心に応じてアドバイザー(教員)を選び、アドバイザー・グループを構成して活動を行うものです。
毎年多くの学生が参加しており、後期にも登録ができます。

旅行や音楽、スポーツを楽しむアド・グル、勉強会や英会話、ボランティア活動に取組むアド・グルなど、多種多様な活動を学生・教員たちが自主的に企画し、運営をしています。
以下に今年度アド・グルを開設する教員の氏名、活動方針、主な活動内容などを記載しています。

本学は、学生一人一人が学問、研究の面だけでなく、人間形成の面でも大きく成長し、豊かな個性を育んでほしいと願っています。
交流の輪を広げ、学生生活をより有意義なものとして過ごしていただくよう、多くの学生の参加をお待ちしております。