大学経済学部同窓会

「経済学部同窓会・経済学会共催講演会~中国からみたこれからの日本」

2023年10月23日

9月23日の大学同窓祭において、経済学部同窓会は経済学会との共催で公開講演会を、拓殖大学海外事情研究所の富坂聰教授をお迎えして13時半から17号館17310教室にて開催しました。富坂教授は中国関連の専門家で様々な情報発信をされています。

1990年代にバブル崩壊を経験した日本は30年間経済停滞が続いています。一方この30年間で目覚ましい発展を遂げた中国も、目下不動産不況という問題を抱えており、日本を反面教師として見ているのか?処理水問題をどう見ているのかといった様々な観点の御講演をして頂きました。

日本はバブル崩壊後経済全体が疲弊していったことに対し、中国の不動産市況は確かに悪化しているが、EV(電気自動車)産業に力を入れるなど、新たな産業づくりに真剣に取り組んでおり、日本とは経過が異なる為比較できない。これからもグローバルサウスといわれる国々をけん引していくであろうという結論でした。今後の中国の動きを要注視です。

尚。講演は15時過ぎにいったん終了しましたが、会場の参加者から熱心な質問が相次ぎ、富坂教授も丁寧に対応して頂いた結果、30分ほど時間を超過しての終了となりました。