青山学院校友会京都支部

Kyoto Assembly of Aoyama Gakuin Alumni Association

京都支部 令和5(2023)年 第56回 定時総会ご報告

2023.6.10(土曜)
ホテルオークラ京都

今年は4年ぶりに、定例のスタイルで定時総会を開催いたしました。
今総会には、学校法人青山学院常務理事の楯 香津美様、青山学院校友会副会長の今井祥雄様、関西支部の木下支部長、奈良県支部の堤支部長、和歌山県支部の大嶋支部長にお越しいただき、そして特別ゲストに京菓子の老舗、笹屋伊織の十代目女将の田丸みゆき様をお招きいたしまして、支部創立以来の大先輩から初参加の皆さんまで37名が集いました。

最初に、御来賓の楯常務理事から御挨拶を頂きました。
『青学は来年150周年を迎えますが、それに合わせて青山キャンパスの再開発が進められています。現在、4号館、5号館、6号館とプールを解体し、地上7階建ての新しい図書館を建設中で、来年の春に完成予定。それと東門側の青学会館(現アイビーホール)新館部分も解体中。その東門自体も、新しい図書館と記念館(大学体育館)の間に移されます。間島記念館は博物館となります。在学生の奨学金は、従来は貸与型でしたが、今年から全て給付型に変更し幾つも作っています、地方から東京に来て学ぶ学生の経済的負担を考えたものです。』

今井副会長から『校友会も給付型奨学金制度を昨年創った、青学の学生が借りている奨学金の合計は27億円余り、校友会奨学金という枠を作ってもらい、今、全国的に寄付を募っている。校友会のホームページをリニューアル中で、27万人の校友が、仲間の大切さを再び認識できる活動を進めて行きたい』との、御挨拶を頂きました

総会議事は、支部役員の選任、行事報告、年会費は、コロナ禍の先行きを見通せなかったので昨年も集めなかったこと。新年度の行事予定では、クリスマス祝会を12月9日(土)に「からすま京都ホテル」で開催するなど予定が紹介され、会計報告他の全議案に出席者全員の御承認を頂きました。

続いて、特別ゲストの田丸みゆき様から、「女将の京菓子よもやばなし」というテーマでお話を頂きました。

お話は冒頭から「暮れに、取引先さんがお歳暮をお持ち頂きましたので店の奥のお母さんに告げますと、『あんた、ちょっと聞くけど、まさかこれ、もらいはるとき、1回で受け取ってしもたん違うやろね‥』?」どきり!
「この白いお饅頭(の絵柄)を鶴と見る方はどちらかというとご高齢の方」どきどき!
「京菓子は五感の芸術、京菓子には美しい名前『菓銘』が付けてあり、菓銘と共にお菓子を味わって頂くというのが一番の魅力なんですが、この『菓銘』(を付けるの)が難しくなってきまして、今、消えかかっている菓銘の代表が「東風(こち)」、これは『東風吹かば匂い起こせよ梅の花、主なしとて春な忘れそ』という菅原道真公のお歌から「東風」が梅の花を表す菓銘によく使われてきましたが、最近は若い人達の間でこの『東風』が読めない、菅原道真がわからない、お歌はさっぱり出てこない、もはや売る側もわからない、買う側もわからない、ということで、和菓子屋さんも東風を説明するのが大変になってきて、東風を菓銘に使うところが少なくなってきました」どきどきどき!

笹屋伊織さんは今年で創業307年の老舗。京都の文化を支えるその十代目の奥さんとして老舗に入られた田丸みゆき様は、家業に励まれると共に、お仕事で積み重ねてこられた所作を伝え和菓子の歴史を情報発信するなど新たな取り組みや、商品開発にも携わられ、京都の和菓子業界で初めて「女将」を名乗られ、店の売上やのれんに貢献しておられます。ご主人の十代目田丸道哉さんが青学の校友というご縁から、今回、京都の校友会として、初めて、ゲストとして、お越しいただきました。
お話の最後のエピソードは昔からある菓子にまつわる「だるまさん」、どきどきわくわく、笑いあり涙あり、あっという間の1時間、お話のあとご持参頂いたお店の代表銘菓も完売、京都ならではの田丸みゆき様のお話でした。
後日、嬉しいことに、青学商店街に「笹屋伊織」様、ご登録頂きました!

第2部の懇親会のご挨拶と乾杯のご発声は金子大先輩(昭30年経済、ホテル青山会を創設)から頂きました

ご来賓の木下関西支部長並びに堤奈良県支部長からご挨拶を頂きました

初参加の4名の方々のお名前を、年次の近いメンバーさんから最初に一人ずつご紹介し、それからご挨拶頂きましたので、すぐに打ち解けて仲間に加わって下さいました。

最も若手のA氏(平30年国際政経)が初参加のS様(平成31年/令和元年法学部)のお名前を呼んでご紹介、京都の校友会に、新たに最も若いメンバーが加わりました

続いて、ご来賓の大嶋和歌山県支部長からご挨拶を頂き、出席者全員でカレソンを歌い、大嶋元応援団長にエールをご披露いただき、最後に副支部長のS氏(平4年経営)の閉会のご挨拶でおひらきとなりました。ご参加の皆さんありがとうございました、次回もお会いしましょう。

引き続き、ホテルで二次会(茶話会)が持たれ、いつまでもお話しが弾みました。また、楯常務、今井副会長と校友会近畿ブロック4支部長との恒例の懇談会も持たれ、地方支部の課題や学院への期待など、意見が交換されました。

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