静岡県西部支部

SHIZUOKAKEN SEIBU SHIBU

花の舞酒造 蔵見学」令和5年11月26日

2023年12月10日

静岡県西部支部の初めての催しとして、11月26日(日)に地元浜松の酒蔵である「花の舞酒造の蔵見学と新酒試飲」及び「花の舞本店内での昼食会」を開催いたしました。
「花の舞酒造」は1,864年創業の、地元静岡県産の最高の原料にこだわり、名実ともに本物の地酒造りをしている浜松屈指の老舗酒造です。
当日の参加は普段よりお酒をたしなんでいる方から吞兵衛さんまで、お酒をこよなく愛する精鋭6名となりました。遠州鉄道西鹿島線「浜北駅」に集合し花の舞本店にはタクシー乗合せにて移動しました。(1名は天竜浜名湖鉄道「宮口駅」より徒歩にて参加)
到着後、まずは「蔵見学」です。土田名誉杜氏と現杜氏の鎌江杜氏のご案内で見学が始まりました。仕込み水(南アルプス赤石系天然の地下水)、精米機、貯蔵タンクの紹介、搾り工程では作りたての純米酒のフルーティーな香りも楽しませていただきました。また、2023年春に高級酒である純米大吟醸の製造を目的として導入した最新の醸造機器である小仕込みの酒造りも見学させていただき、見学後の新酒試飲への期待が膨らんでまいりました。見学の最後にはビデオ室で酒造りの全体像をイメージできる紹介動画も視聴させていただき、より酒造りについての知識を深めることができました。
見学後は、花の舞本店内にて新酒試飲そして昼食会となりました。鎌江杜氏からは新酒等の説明があり、また、小仕込みでは1タンク当たり720mlが300本できるのに対して通常仕込みでは1タンク当たり8,000本であるとの説明があり驚いてしまいました。皆さん非常に酒造りに興味を持たれた様子で途切れなく多くの質問がありました。試飲では先ほど見学した小仕込みの純米大吟醸に絶賛の声があがり、今年の新酒発売が待ち焦がれるという声もありました。
昼食会後は、お土産を購入しほろ酔い気分で帰路に着きました。

鎌江廣治(昭和58卒 法)