地球の過ごし方【サンパウロ】
2023年09月25日
〈ブラジルのコーヒー園(東山農園)〉
コレが魅力!
未来への可能性を秘めた広大な国土。親切でいつも陽気な国民。人生を楽しむために生まれて来たような人ばかりで、後ろ姿を見ればみんなサンバのリズムを刻んで歩いている。なぜか?と聞けば、「それはしょうがない。人々の血は血管をサンバのリズムで流れているからなあ」と答える。散髪屋に行けば、野球のグローブのような手をした大男がサンバのリズムで髪を切って、ヒゲを剃る。慣れるまではビクビクだが、慣れればこんなお気楽な国はないと合点する。毎日笑って過ごせば1日が過ぎていく。
コリャたまげた!
ブラジルはコーヒーの本場。でもみんなコーヒーに砂糖を山盛り入れて飲む。掻き混ぜようとすると、甘くなりすぎるから、そっと上澄みを飲む。後に残ったのはドロっとした砂糖のペースト。これが本場、通の飲み方でっせ。
赤い大地に白い花が咲くと甘く香ばしい匂いを放つ。やがてそこに赤いコーヒーの実が結ぶ。当初は花の匂いだけかと思っていたが、コーヒー栽培に適したテラローシャという赤い土壌自体がどこか香ばしく匂うのだった。
〈収穫されたコーヒーの実は赤い。これを選別するのは大変な労働だ。(東山農園)〉
街を歩いていると可愛い少女が「写真を撮って」と言ってポーズを決める。私はカメラを構えてシャッターを押す。すると少女はお礼に私の頬にキスをしてくれた。今のはいったい何のことだったのか。
コレだけは覚えて!
ブラジルのブッフェレストランは好きなものを好きなだけ食べられるのだが、料金は何を食べても関係なく、全て重さを測って、その重さで料金を支払うのだった。これは1キロあたり(por kilo)いくらと決まっていて、その重さに準じて料金を支払う。このようなレストランを「ポル・キロ」と言う。
ブラジルは南に行くほど寒くなる。最南端のリオ・グランデ・ドスルに行けばスイスやドイツと間違えるような美しい森の町が顔を出す。
Reported by Junichi