地球の過ごし方【ケソン】
2023年09月25日
〈フィリピンの最高学府、フィリピン大学デリマン校〉
コレが魅力!
ケソンはマニラから遷都した美しい計画都市。ここのUP(国立フィリピン大学)は広大なキャンパスを持つ、フィリピン随一の名門大学。キリスト教国のため、キャンパスには新教、旧教両方のチャペルがある。キリスト教つながりで昔から青学も結構な交流があった。近くにはビレッジが点在している。フィリピンでビレッジというのは塀に囲まれた、そして銃を構えた守衛に守られた高級住宅地のことを言う。
住民の多くは欧米の方々や華僑華人の金持ちが多い。ビレッジ子弟の多くはUPに通うので、友人になれば気安く自宅に招いてくれ、満点の夜空のもと、クリスマスキャロルを歌いながら家々を練り歩くのは学生時代のいい思い出になろう。
コリャたまげた!
ケソンに住んでいると清潔で美しい街というのが印象に残る。国際色も豊かで、仲良くなるとみなさん自宅の食事に招待してくれる。ビレッジ内ではどのお家もメイドさんが居て、こまめに食事などの世話をしてくれるが、食事前に必ず祈りをする習慣がある。おやつの時間でもお祈りをしないと無作法者と思われるので注意。お祈りを指名されたら堂々と自分の言葉でお食事の感謝を言えばいい。例えクリスチャンでなくても、感謝の言葉は誰でも言えるだろうから。
コレだけは覚えて!
「バースデー、birthday」
この言葉を聞いたら、ビビっと反応できるように日頃鍛えておくことだ。マニラなどの観光地では例えば、観光中に話しかけられ、仲良くなると、「今日は私のバースデーだから、私の家でアイスクリームでも食べない?」などと誘われる。これで本来はビビッと電流が走って、逃げるのが正解。つい仲良くなったのだからとついて行くと、いわゆる昏睡強盗にあって、翌日に身ぐるみが剥がされて大通りで目を覚ますことになる。
私も愛想のいい三人組の女性に誘われて家まで行ったのだが、途中迷路のような道をぐるぐると回り、絶対に覚えられないようにして、やっと家に到着。これはおかしいと思い、バイクタクシーから降りずに「どこでもいいから大通りに出てくれ」と言ってお金を握らせたら、案の定大通りはすぐ出たところにあった。Birthdayの女性は仲間達と私を追いかけて来たが、バレたらしょうがないわねという表情で手を広げて諦めて退散。
Reported by Junichi