地球社会共生学部同窓会

GSC ALUMNI EVERYTHING SPECIAL

地球の過ごし方【ハイデルベルク】

2023年09月25日

〈旧市街の中にあるハイデルベルク大学〉

コレが魅力!
ドイツ最古の大学のある学園都市だけに世界中の留学生がやって来る。大学は旧市街の学生牢(今は博物館)を持つ校舎、新市街の校舎に別れている。旧校舎は味わいがあって、周辺は古い街並みが広がり、断然こちらの方が魅力的。更にメンザという学生食堂は、誰でもが入れて安くおいしい食事が食べられる。

ネッカー川沿いに遊歩道が整備され、古橋を渡ると元祖・哲学の道が丘の中腹に続いている。小説「アルトハイデルベルク」の舞台になった居酒屋が古橋のたもとにあり、今も学生で賑わう。日本人も多いが、独文科のある学習院や立教、早稲田、獨協大学の学生が多く目につく。この町に来ると、人は誰でも若返って青春時代に戻ると言われている。

コリャたまげた!
やはりドイツだけに教会や古城などでコンサートが頻繁に開催されている。レベルは高いが料金は安い。夏のある夜、ここの教会でパイプオルガンのコンサートを聴いたが、終わって外に出ると雪みぞれが吹き荒れていた。夏でも防寒コートが必要な国がドイツなのだと悟った次第。昼にスッポンポンでネッカー川を泳ぐ人が居る一方で、夜には雪が降る。昼と夜で寒暖の差が激しいのがこの国の一面でもある。

コレだけは覚えて!
ドイツはベルリンという中央集権的な首都ができるまで、地方自治の伝統が続き、いまだに各州にはそれぞれに首相が居るという連邦国家(ドイツ連邦共和国)である。従って地方それぞれに個性があり、人々の気質も違っている。その違いを楽しむのが旅を味わうことに繋がると思う。しかし、どこでもビールを水のように飲むのは変わらないようだ。

土日は商店がどこも閉まってしまうので、食料を金曜日に買っておくのを忘れると悲惨なことになる。当然のことだが日曜日は教会でミサがある。このミサでは教会付属の少年合唱団の澄み切った歌声が流れてきて心を洗ってくれる。ウィーン少年合唱団は有名だが、それに遜色のない少年合唱団が各地にあるので、教会のミサに参列するのも一興である。

Reported by Junichi