地球の過ごし方【ヒンドゥプール】
2023年09月25日
■「カレーの店は日本でいうコンビニばりにある」
ココが魅力!
ミスをしても誰も責めない。自分たち日本人の場合、怒りは自分から、自発的に来るけど、インドのヒンディー語では「怒りが来る」と言うらしい。自分から怒っているわけではなく、運命的に向こうから来たものだからしょうがないと。ミスが来ちゃったみたいな。だからミスをした場合も、ミスがたまたま自分のところに来ちゃったみたいな感じ。
怒る時は怒るんだけど、誰も気にしていない。「この人は運命的に怒っていただけで、後に怒りはどこかに行くだろう」みたいな。それが1番興味深かったかな。
南インドは人がすごい優しい、北よりも。あんまりぼったくられたこともないし。こういうところにいると、交渉力がすごい高くなる。いちいち交渉しないといけないから。
あとはやっぱりカレーが美味しい。辛いけどずっと食べていると慣れてくるし。カレーの店はどこでにでも、日本でいうコンビニばりにある。他の店だとビリヤニっていうチャーハンの辛い版みたいなのだとか、日本料理もちらほら一応ある。
ヒンドゥプールから電車で2時間くらいの、南インドの都会バンガロールだとビーフが食べられる。基本的にインド人は、神様を食べちゃうことになるから宗教上、ビーフは食べないけど、地域によっては食べられるところもある。北の方にあるお茶の名産地ダージリンに行った時も、カレーも美味しいんだけど、ビーフとか、よりデリシャスなものがあって、すごい良いところだった。お茶も美味しいし、食べ物も美味しい。カレーの店の数は地域によって違うかな。
コリャたまげた!
知らないおばちゃんが線路でいきなりオシッコし始めたのには驚いた。それと道は相当汚いんだけど、意外に家の中が綺麗。自分のテリトリー内はすごく綺麗にしているのに、他は気にしていなくて。道端に物を捨てたりしているから、「インドは不衛生」みたいなイメージができたんじゃないかな。
良い経験
リキシャと呼ばれるトゥクトゥクみたいなのがあって、それに乗った時にレイバンを忘れちゃったことがある。レイバンはリキシャのドライバーの給料よりも高かったりするんだけど、わざわざ自分のことを見つけて「忘れてたよ」って渡してくれた。「インドって物を盗られそう」なイメージもあるけど、そんなことない。みんな温かくて、環境がすごく良かった。
嫌な経験
電車に乗った際にゲイにお金をせがまれる。こっちのゲイはヒジュラーというヒンドゥー教では聖者として扱われている。でもゲイだとあんまり仕事ができないから、お金を貰えるのが当たり前みたいな部分があって、「お金を払わない」と言えば殴ったりしてくる。それを誰も止めない。自分は結局払わなかったけど。
■「ボリウッドスターより多分、クリケットスターになりたい子供たちの方が多い」
英語力
英語はケニアほど通じない。バンガロールとかはほぼ100%いけるんだけど、デリーでも微妙なんじゃないかな。若い人たちの方が話せるね。教育が10年前とかに変わったんだろうね。そういう世代に乗っかっている人たちは基本話せる。だからおじいちゃんとかは喋れない。
治安
ケニアとかよりは全然良い。田舎の方だとコミュニティーが限られているから、悪いことをするとみんなから滅多打ちに遭う。そういうのがあるからすごい平和。
エンタメ
インドでエンタメと言ったら、やっぱりボリウッド。日本でも話題になったRRRとか。ボリウッドは強いね。みんなボリウッドを見てる。インドの映画は全部、劇中で踊りが入る。踊りがないのは見たことがないな。音楽もボリウッドが発展しているから、それに紐づいたものが多い。結婚式でも流れたりしていて、すごい楽しい。
スポーツ
やはりクリケット。半端ない年収を稼ぐ選手がいる。ボリウッドスターより多分、クリケットスターになりたい子供たちの方が多いかな。空き地があればできるようなスポーツだから、みんなやってる。自分も「チームに入れ」と言われて、あんまりルールを理解しないままやったことがある。野球は見たことがないな。
ガンジス川
行ったことないな。行っても「JICAの協力隊の人たちは絶対に入らないで」と言われちゃうから。入るだけで病気になっちゃうらしくて。まだ行けてないな。そのうち行こうかな。
コレだけは覚えて!
「ボージャナマアエンダ?」
直訳で「ご飯食べた?」という意味らしい。「How are you?」みたいな感じで気さくに使える。
Reported by 谷中大翔