地球社会共生学部同窓会

GSC ALUMNI EVERYTHING SPECIAL

地球の過ごし方【ニセコ】

2024年03月12日

〈初スノボ写真。パークハイアット ニセコ HANAZONOにて。ルイヴィトンのショップがあって、スキー場とのコラボで話題〉

魅力
パウダースノーが魅力。ニセコで初めてスノボをやったけど、すごいバフバフ。転んでも痛くない。むしろ雪が深すぎで、慣れていないと逆に大変みたいな。ハイシーズンは12月半ばから3月末まで。今年は暖冬だからちょっと早いかなって感じ。

もう1個は、「ニセコ留学」って言葉がある通り、海外のゲストがすごくたくさんいるし、働いている人も海外の人が多かったり。ものすごく英語を使えるので、国内で留学ができるのは魅力!多いのは香港やシンガポール人。あとはオーストリアやカナダの人もちょっといたり。アメリカはそんなに多くないかな。ヨーロッパやアジア圏内の人がちょくちょく来てるって感じ。タイ人もたまにいる。使うのは英語。

カフェに入るとスタッフも英語だし、表記も英語。レストランやホテルに行ってオーダーする時も、ずっと英語。相手が日本人って気付かなくて、英語で喋っていて「あれ!?日本人(笑)」って。それは何回もあったな。

日本みたいなところはあるし、海外みたいなところもあって、海外だったら海外のノリで挨拶すればOK。「What’s up!」みたいなテンション。英語の上達はすごく感じる。ほぼ留学だね。

〈富士山みたいな山、羊蹄山。湧き水がすごくおいしい。湧き水を汲むスポットがたくさんある。別名:蝦夷富士〉

有名スポット
羊蹄山(ようていざん)という山があって、見た目が本当に富士山だけど、違います(笑)みたいな。標高は富士山のちょうど半分ぐらい。

驚いたこと
時間を守らないところ。海外の雰囲気があるね。あとはサービスチャージを取られる。安いところだったらあんまりないけど。レストランとかに行くと15%前後取られたりする。

道路沿いで湧き水汲めるスポットがたくさんある。しかも無料!おいしい飲み水には困らない(笑)。ウォーターサーバーの営業は皆無です。

なんでカタカナ?
漢字で「二世古」って書くんだけど、海外の人が多いのがあって、片仮名が主流になった。結構ニセコ以外の周辺でも、カタカナ表記されている地名がちょくちょくあったりする。

〈The Flats. Wine Bar/Loungeにて。ニセコの表参道と呼ばれる場所にあり、羊蹄山が一望できるラウンジです〉

気候
今はまだ雪が降っていて、桜の開花が大体5月。夏は30度ぐらいになる日が1週間ぐらいあって、それ以外は涼しくて過ごしやすいよ。雪は12月辺りから降り始めるかな。冬の気温はマイナス20とか25…25までは行かなくて、マイナス20度ぐらい。今年はマイナス22、23度くらいの日があったよ。

物価
日本よりは高いと思う。結構高い。フードトラックで買った5個入りの餃子が1800円とか。海外と同じぐらいの値段がする。

交通の便
正直、ちょっと悪いと思う。札幌駅から電車で2時間半くらい掛かる。駅はニセコ駅と、ニセコの中でも市街地にある倶知安(くっちゃん)駅。ニセコ駅の周りはあんまり何もない。

ニセコ内の移動はバスが多い。でもバス停で待っていても椅子もないし、雪が積もっていたり、吹雪もあるので、バス移動も可能だけど、あんまりおすすめできない。

基本、車が必要。タクシーはほとんど来ない。メーターで走っているタクシーがないから、1回5000円ぐらいかかる。

〈私が企画提案したSnowtable Afternoon Tea。1人15万円より。国内外のゲストが参加している〉

仕事
みんなワーキングホリデーみたいな感じで、富裕層がスキーやスノボを楽しんだりする。外国から来ている人で多いのは、スキーやスノボのインストラクター。ツアーも海外の人が案内したりする。

私の会社がやっているビジネスは、ニセコに来る富裕層向けのアクティビティー。雪のアクティビティーは、雪で作ったテーブルと椅子でランチを食べるっていう。最近テレビでも何度か紹介されていて、1組200万円からの値段設定。会社のインスタグラムで私が色々な情報を発信しているので、チェックしてみて!

食事
日本の他の地域とあまり変わらないけど、やっぱり高いお店が多い。そもそも飲食店の数が極端に少なくて、席数の不足が話題になっている。今シーズンに60店舗新しくオープンしたけど、まだまだ足りていない。

食べ物自体はそんなに…日本食のレストランも多いし、海外の人がやっているお店もたくさんあるって感じ。ニセコ料理が特にあるわけじゃない。

でも有名なジャガイモがあって、ニセコで540(ごーよんまる)って言ったらジャガイモを指す。なんで540と呼ぶかというと、ジャガイモを熟成させた期間が540日だから540。

ラストメッセージ!

「ニセコ留学」という言葉があるほど、今のニセコでは日本人よりもインバウンドが多く、独特の雰囲気を楽しむことができます。

豊かな自然と美しいパウダースノーに囲まれ、スキー、スノボなどのウインタースポーツや五色温泉郷と呼ばれる温泉街を満喫することができ、もっと日本の観光客にも来てほしい街です。

世界各国の著名人や富裕層が集まることでも知られ、唯一無二の日本のウインターワンダーランドです。

これを機に皆さんにも地球にはこんな場所があることを知っていただけると幸いです。

Reported by S.NODA