地球社会共生学部同窓会

GSC ALUMNI EVERYTHING SPECIAL

「地球の過ごし方」を教えてください!

ガイドブックには載っていない“すっぴん”情報を大募集中!現地在住だからこそ知る、ディープな側面を教えてください。文体は夏休みの宿題として書いた日記のようなラフな感じで大丈夫!レポートをお待ちしています!

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地球の過ごし方【広州】

2024年12月11日

地球の過ごし方

〈高校3年間を広東省の広州で過ごし、現在は神奈川で暮らす劉敏安さん。横浜の中華街で食事後、大さん橋で熱く語ってくれました〉

広州の序列
何番目かは難しいけど、上海とかと同列クラスだと思う。結構ビジネス都市だね。

魅力
大胆になれる。そもそも民族性が適当で、ぐいぐい行くタイプの人が多い。自分もそこにいるとそういう感じになっちゃう。だから中国にいると本当無敵だよ。何をしても大丈夫!羞恥心がなくなる。結構オープン。本当に正直に率直に言うし、やりたいことをやるしみたいな。列を抜かされたりするから、悪いこともあるけどね。自分の利益を1番優先する文化で、みんなそういう感じだね。

〈ゆったりと過ごせる広州白雲国際空港内のラウンジ。空港自体、北京、上海と並んで「中国3大空港」と称されるほど規模が大きく、トランジットでも多く利用されています〉

公共交通機関
日本と同じくらい電車の線があるから全然困らない。ただ、人が多いね。人口が多いから、通勤のラッシュアワーとかだと、ホームが全部人で埋まってるみたいな。日本は何か特別な時じゃないとホームは埋まらないじゃん?あれがラッシュアワーの時は常に起こっている感じ。

自分がいた頃はそうだったんだけど、今はお金を持ち始めて車を持ってる人が増えて、空いてる。電気自動車がかなり多くて、今の広州の空気はめっちゃ綺麗。本当にすっごい綺麗!びっくりした。日本の方が悪い。電気自動車が増えたから排気ガスがなくなって、空気が良くなったんだろうね。自分がいた頃は、裸眼で太陽が見えたもん。排気ガスで隠れてるから。

本場の中華料理
油をすごく使うから、最初の1週間はお腹を壊したりした。日本の中華の味とは全然違う。あとは香辛料をかなり使うね。

実は中国に焼き餃子はなくて、日本独自の文化。焼き餃子は元々、保存に適してるらしい。日本はそういう民族だったから、独自で反映していったみたい。中国は水餃子だけ。水餃子とも言わないで、ただの餃子。

自分が特に好きなのはやっぱり餃子かな。餃子が美味しい。中国人は皮から作るくらい、こだわる人が多い。自分のお母さんの餃子も独自のものだね。

物価
自分が広州にいた当時はだいぶ安かったね。日本の2分の1くらい。7元100円で、コーラ1本3、4元。だから80円とか60円。電車も安い。おじいちゃん、おばあちゃんは無料だからね。60歳以上とかだとバスも電車も公共の乗り物は全部無料!

断然キャッシュレス
キャッシュレスがだいぶ進んでる。現金を渡すと嫌がられるくらい。中国版LINE PayみたいなAlipayとWeChat Payがあって、それで払う人が9割だね。屋台ですらキャッシュレス。コロナでだいぶ加速したね。顔で認証して払えるシステムもある。

〈中国版Amazon、アリババが提供するAlipay(支付宝)。日本でも使用可能な店をたまに見かけます〉

広東語?北京語?
広東語と北京語は全然違う。何もかもが違う。広州は広東語。北京語も話せる人が多いけど…教養がない人は広東語しか話せない。日本語の関西弁と標準語より違うかも。津軽弁レベルまで行くかも。

発音すら違う。中国語の四声って分かる?テンション感があって、それが北京語だと4個しかないんだけど、広東語だと8個とかあるから、発音の仕方が全然違う。

広東は広東語で、違うエリアは違うエリアの方言がある。僕らが話している北京語が1番一般的。やっぱり国がでかいから、少し離れたら方言が全然違くて全く分からない。

簡体字?繁体字?
簡体字が一般的に北京語で使われる中国語で、繁体字が香港とかで使うかなり複雑な文字。日本でいう、普通の「学」か、複雑な「學」みたいな。あのイメージ。基本的には簡体字。

ぜひ覚えておきたい言葉
「买单(マイタ)」。お会計の時に使う「チェック」の意味。あと「お持ち帰りの袋をください」の「打包(ダーバオ)」。中国はお持ち帰りの文化があるから!

英語力
英語は全然通じない。広東は通じない。北京だと通じるかもね、いや分からないな…広州だと通じない。上海はビジネス街だから通じると思う。地方によって格差があるから、富裕層だったりがあまり多くないエリアだと話せない人が多い。

〈永遠に始皇帝を守る最強の地下軍団、兵馬俑。陝西省の西安にあり、世界遺産に登録されています。世界史の教科書で見たことがあるのでは?〉

情報統制
自分が高校にいる間にGoogleが撤退して使えなくなった。Google、LINE、YouTube、Facebook が使えない。ほぼダメ。日本に帰ってきてようやくYouTubeを知ったって感じ。

金盾っていう中国独自のウォールがあって、それのせいで入れない。だから僕らがいたインターナショナルスクールの学生はみんなVPNに課金して、YouTubeを見てた。自分はお金がないから課金しなかったけど。

全部、中国の独自の動画サイトとかがある。情報統制だね。今もそれが続いているね。

反日感情
昔、尖閣諸島の問題があった時は、自分がまだ高校にいて、デモが起きてた。車が燃やされたりしていたし、学校も休みだった。そういう時は反日感情がやばかったね。今はどうなんだろうね。

以前は日本企業が結構多かったけど、コロナが流行って撤退しちゃったし、今は広州にある日本企業が少ないから…反日感情は昔よりはあるかもしれない。当時、日常生活ではそんなに感じなかったね。出張で来る日本人のビジネスマンが多かったしね。

今はあんまり大っぴらに日本語を話さない方がいいかも。結構やばい人が絡んでくる可能性がある。基本的に大丈夫な人が多いけど、そういう人に絡まれると大変だから。ちょっと店の中で話す程度だったら良いけど、ガンガンガンガン話すのは良くないかもしれない。

向こうの人は、日本語を話さないと日本人だと分からない。むしろ英語を話した方が良いかもね。韓国に対しては何もないから。英語で話すことをおススメするよ。

パンダ
人気ではあるよ。ただ、あんまり見ないかもしれない。僕の地域がその機会がないだけかもしれないけど、あんまり見たことがない。キャラクターでも羊しか知らない。羊のアニメがあるよ。

〈2024年11月に福建省の廈門で、北中米W杯予選の中国vs日本が行われた際は、大いに盛り上がりました。サッカー熱の高まりが感じられます〉

スポーツ
サッカーは大人気。レベルは伴ってないけど(笑)。国技の卓球は好きな人は好きって感じのイメージ。

朝におじいちゃん、おばあちゃんが太極拳をやってる。あとダンスとか。知らない人たちがどんどん自然に集まってくるから良いなと思った。リフレッシュみたいな感じ。朝の健康的な生活みたいな。1人が独自に編み出して、それに対して良いなって思う人たちが段々集まってきて、団体になる。

日本のアニメ
若い年代は日本のアニメが好きな人が多いかな。ただ、最近になって中国のアニメが結構出てきてるから、それにシフトしつつあるかな。でも知名度は高い。1番知名度が高い作品はドラゴンボールやスラムダンクとか、昔の作品がやっぱり多いかな。最近のアニメはあんまりかもしれない。

〈中国版コミケのようなイベントも盛況です〉

ふと聞こえてくる日本語カバー曲
ORANGE RANGEの『以心電信』とかもあった。あれは多分、日本の企業が許していると思う。「大丈夫なのかな?」と思って調べたことがある。『以心電信』は本人に許可を取って、カバーしているらしい。

パクリも多いね(笑)。昔ほどじゃないよ。昔は多かった。今、中国はその段階じゃないと思う。日本も昔パクってたしね。パクリはその成長の過程みたいなイメージだと思う。

1番有名な日本人
渡辺謙じゃない?そんな気がする。ハリウッド映画にも出てるし。妻夫木聡とかもそうかも。妻夫木は中国の映画にたまに出てくるんだよ。中国語は微妙だった(笑)。

今後への期待
コロナが収束したから、もうちょっと日本の企業にまた入ってきてほしい。そうすると、みんな広州とかに遊びに来やすくなるだろうし。短期ビザ免除が再開されたのは大きいね。一時期ビザがかなり厳しかったね。自分もおばあちゃんの葬式とか理由がないと行けなかったから、かなり緩くなったね。

地球の過ごし方【ケソン】

2023年09月25日

地球の過ごし方

〈フィリピンの最高学府、フィリピン大学デリマン校〉

コレが魅力!
ケソンはマニラから遷都した美しい計画都市。ここのUP(国立フィリピン大学)は広大なキャンパスを持つ、フィリピン随一の名門大学。キリスト教国のため、キャンパスには新教、旧教両方のチャペルがある。キリスト教つながりで昔から青学も結構な交流があった。近くにはビレッジが点在している。フィリピンでビレッジというのは塀に囲まれた、そして銃を構えた守衛に守られた高級住宅地のことを言う。

住民の多くは欧米の方々や華僑華人の金持ちが多い。ビレッジ子弟の多くはUPに通うので、友人になれば気安く自宅に招いてくれ、満点の夜空のもと、クリスマスキャロルを歌いながら家々を練り歩くのは学生時代のいい思い出になろう。

コリャたまげた!
ケソンに住んでいると清潔で美しい街というのが印象に残る。国際色も豊かで、仲良くなるとみなさん自宅の食事に招待してくれる。ビレッジ内ではどのお家もメイドさんが居て、こまめに食事などの世話をしてくれるが、食事前に必ず祈りをする習慣がある。おやつの時間でもお祈りをしないと無作法者と思われるので注意。お祈りを指名されたら堂々と自分の言葉でお食事の感謝を言えばいい。例えクリスチャンでなくても、感謝の言葉は誰でも言えるだろうから。

コレだけは覚えて!
「バースデー、birthday」
この言葉を聞いたら、ビビっと反応できるように日頃鍛えておくことだ。マニラなどの観光地では例えば、観光中に話しかけられ、仲良くなると、「今日は私のバースデーだから、私の家でアイスクリームでも食べない?」などと誘われる。これで本来はビビッと電流が走って、逃げるのが正解。つい仲良くなったのだからとついて行くと、いわゆる昏睡強盗にあって、翌日に身ぐるみが剥がされて大通りで目を覚ますことになる。

私も愛想のいい三人組の女性に誘われて家まで行ったのだが、途中迷路のような道をぐるぐると回り、絶対に覚えられないようにして、やっと家に到着。これはおかしいと思い、バイクタクシーから降りずに「どこでもいいから大通りに出てくれ」と言ってお金を握らせたら、案の定大通りはすぐ出たところにあった。Birthdayの女性は仲間達と私を追いかけて来たが、バレたらしょうがないわねという表情で手を広げて諦めて退散。

Reported by Junichi

地球の過ごし方特別編【長崎座談会】

2024年09月12日

地球の過ごし方

特定の地域に所縁のある方々を招いての座談会を開き、様々な視点から魅力を語ってもらう新企画をスタート!第1弾は長崎です。意見を交える中でこそ生まれる、正真正銘ガチでリアルな情報を「地球の過ごし方/長崎特別編」として、熱量たっぷりにお届けします。なんと1万字・写真100枚の地球史上最大ボリューム!これを見れば、長崎のほぼ全てが分かります。

【参加者】

野崎久美子

地球の1期生です。出身は諫早市ですが、大村市生まれです。学生時代は高校まで長崎にいました。青学を卒業後、長崎県庁に入庁して、現在6年目になります。長崎県庁は若手だと基本的に3年おき程度で異動があるのですが、長崎は五島・壱岐・対馬・新上五島町と離島がいっぱいある県で、一箇所目は五島に派遣されて、3年間経理の仕事をしていました。その後、本庁に戻ってきて、国際課に配属になりました。そこでの1年目は多文化共生で、県内に日本語教室を設置するための準備段階の仕事をしていました。今は班が変わり、国際交流担当として東南アジアを受け持ち、基本的には文化交流の仕事をしています。

齋藤大輔
地球社会共生学部の准教授の齋藤です。長崎市生まれで、長崎市の高校に通っていました。その後、福岡市内の大学に進学して大学院も福岡だったので、長崎に生まれて育ったとはいえ、知識などは古いものになっているのかなと思っています。今日はこういった機会の中で、新しい長崎や今の長崎を野崎さんから教えていただきたいです。長崎の将来を背負って立つ逸材であり、うちの学部から巣立って、Uターン就職で活躍する姿を見て嬉しく思っています。

――本日は長崎の魅力をたくさん教えてください!まずは好きなところからお願いします。

野崎
好きなところは色々あるんですけど、綺麗な理由としては(笑)…個性豊かな街で、昔から色んな文化が入ってきているので、色々ミックスされた形跡や文化が残っているところです。その結果、食べ物が美味しくて!食の豊かさはどこにも負けない気はしますね。

齋藤
僕は島があるから長崎が好きなのかなと。長崎市内で生まれましたが、母方の実家が五島なんです。大きくなってからはあまり行けていませんが、小さい頃は毎年行っていました。やっぱり海の綺麗さのレベルが違うんですよね。野崎さんは五島にいたから分かると思うけど、魚介の美味さのレベルが違います。アワビとかサザエなどは本当にシャレにならないぐらい美味しいです。母方の家が漁師だったので、その辺で獲れたものを食べさせてもらっていました。ちょっとノスタルジアみたいなものもあって、やっぱり島があるのは長崎の良さなのかなと思います。

長崎県の公務員は基本的に島に絶対行くんですよ。銀行員も行くと思います。行く前はちょっと嫌だなって思う人が多いみたいです。ただ、「やっぱり帰りたくない!」ってなる人がすごくいっぱいいます。

〈青い空、青い海。そう、ここは日本の西果て五島列島。最近では朝ドラのロケ地になってたり、移住先として人気が高いことでよくメディアで取り上げられています。それもそのはず、ここには人を癒す魅力がたくさん。青い空、青い海は小さな悩みなんて吹っ飛ばしてくれるくらい綺麗で壮大。海の幸や山の幸、そして何より島ならではの人の温かさ…。大学を卒業してから赴任先が五島だと人事課から伝えられた時は頭が真っ白になったけれど、いま思えば心底五島で良かった〜(野崎)〉

――具体的に島はどれぐらいあるのでしょうか?

齋藤
壱岐、対馬もあります。

野崎
二次離島で数えきれないぐらいありますね。

齋藤
長崎市内にも高島や伊王島があります。伊王島は繋がっちゃったけど、あれも島といえば島です。五島も上五島や下五島があって、上五島の上に小値賀とかがありますよね。その辺は僕も行ったことがないです。

――聞いているだけどワクワクします!やはり海の幸は別格ですね。

野崎
もう本当に美味しいです。刺身の概念が変わりますね。まず、ブリが美味しい。本当に美味しい。タイとか近海で獲れた魚、もう「さっき獲れたよ!」みたいな魚が居酒屋で安く食べられます。お酒もいっぱいあります。

――他に長崎ならではの特長はありますか?

齋藤
猫好きだったら…猫がめっちゃいますよ。むちゃくちゃ猫が長崎市内にいるんです。

〈中華街近くの青果店にいた猫。今日も定位置でお客さんをお出迎えしているのでしょうか〉

――そういえば、僕が旅行で長崎を訪れた際、青果店で猫が店番をしていました。

齋藤
そんなんがいっぱいいます。

野崎
長崎の猫は特徴があって、尾曲がり猫っていう。尻尾が曲がった猫がいっぱいいるんですよ。 そのルーツが実はインドネシアって説があって。昔、貿易の出入口だった長崎は東南アジアとも交易をしていて、ジャカルタから入ってきた船で、ネズミを獲るために猫を飼っていたっていう。その猫の尻尾が曲がっていて、ジャカルタと長崎には尾曲がり猫がいる説があります。

齋藤
本当にみんな尾っぽが曲がっているんですよ。だからそれって当たり前だと思っていたのが、全然当たり前じゃなかったのは、外に出て初めて気付いたことですね。

〈街を歩いていると、至る所で積み重ねてきた長崎の歴史に触れられます〉

――長崎は被爆地であり、出島があり貿易で栄えた街で、歴史を感じる建造物が数多くありますよね。

野崎
原爆の関係で言うと、長崎市内とかは1回更地というか、なくなったところから復興していった軌跡が分かるのはいいなと思います。被爆の歴史というと重いイメージになりがちですが、我々としてはあまり重い話ではなくて…被爆の実相をリアルに、現実的に触れてもらいたいなっていうのが1番にありますね。なのであまり気張らずに、平和公園や資料館に気軽に来て知ってもらうことが大事なのかなと思います。

齋藤
僕は長崎市内なので、小学校や中学校は平和学習があって、8月9日は絶対学校に行かなきゃいけなかったんですよ。

――土日でもですか?

齋藤
多分、9日は絶対に行きましたね。11時2分は黙祷する習慣が長崎の人間はかなりついていると思います。

小さい頃、たとえば友達のお母さんが被爆された方というのは、僕らからして全然普通の話だったんですよ。日常生活の中でそこまで心に留めることはないんですけど、一方で、やっぱり外に出て気付くことかもしれないですね。外に出てみると、8月9日って、意外とどこも意識していないし、別に何かあるわけでもなく…でも僕らの時は、友達のお母さんやその世代の方がまだ生きておられて、生の話や色んな話を聞きました。小さい頃、そういう話があんまり好きじゃなかったんですけどね。でも年を取ると、生きていた方もどんどん亡くなっているので、この先どうなっていくのかなと、心配や危惧は若干あります。

最近、長崎出身の福山雅治さんも被爆の話をちょいちょいするようになっていますね。福山さんの親も確か被爆された方です。被爆された方がものすごく当たり前にいらっしゃったんです。僕らの親世代が最後のその世代です。

〈長崎はモナコ、上海とともに世界3大夜景の1つに。絶景が見渡せる稲佐山は常に多くの観光客で賑わっています〉

――長崎の夜景は世界3大夜景の1つに数えられていますよね。代表的な鑑賞スポットの稲佐山は現地の人にとってどんな存在ですか?

野崎
1回行けばいいかな。

齋藤
1回行けばいいんだよ(笑)。長崎って平地が少ないので、必然的に山の上に住まなきゃいけないんですよ。僕が通っていた高校はめっちゃ山の上にあるんです。家もその近くだったから、例えば買い物に行って帰る時に毎日坂道を上っていくんです。だからあれは普通に毎日見られるから、別にって感じです。

――やはり世界3大は誇らしいものですか?

野崎
誇らしくはあります。モナコとかと比べられていいのかな感はあります(笑)。

〈長崎は坂だらけ。自転車好きにはあまり優しくありません。でも鍛えるにはうってつけ?〉

――今、坂の話が出ましたが、やっぱり生活しづらいですか?

齋藤
めちゃしづらいと思います。

――自転車に乗れないみたいな話を聞いたことがあります。

齋藤
僕、大学になるまで自転車に乗ったことがなかったです。長崎市内の高校は自転車通学が禁止で、そもそも乗らないんです。だから乗れない人が結構います。自転車に乗る訓練とかしないし、買ってもらっても坂が多くてきついから乗りたくないんですよ。だから年取った方が生活するのはすごく大変だと思うし、ゴミの収集の方とか、公務員の方は大変だと思います。諫早は平地なんですよね。

野崎
はい、平べったいですよ。大村、県央は。

〈県庁は非常に開けた空間で、勉強の場として利用する学生などが数多くいます。展望テラス、食堂からの眺望は抜群です〉

――観光地とは少し違うかもしれませんが、県庁もかなり魅力的ですよね。非常に開けていて、ふらっと訪れやすいなと感じました。

野崎
それは県庁のコンセプトです。「開かれた県庁でいよう」と。展望台は土日も空いていますし、フリースペースで高校生がよく勉強しています。職場も課ごとに部屋があるわけではなくて、オープンスペースというか、全部部屋がなく、ワンフロア化されていて、「垣根を超えて仕事しよう」みたいな。食堂も誰でも利用できます。

〈絶対寄りたい眼鏡橋。長崎が舞台のドラマ「君が心をくれたから」でも印象的なシーンで登場しました。有名な橋は長崎市ですが、諫早市にもあります(1枚上)〉

――他に伝えておきたいおすすめの場所、穴場スポットはありますか?

野崎
最近の女子向けの情報だと…長崎駅周辺が再開発されて、ヒルトン、マリオットが建ったんですよ。そこのヒルトンのアフタヌーンティーとか。社会人になってしばらく経って、ちょっとお財布にも余裕が出てきたなぐらいのお姉さん向けの情報としては、是非ヒルトンでお寿司を食べていっていただきたいなと思います。

齋藤
今度帰った時の楽しみにしています。

――街中は路面電車も走っていて、交通が発達している印象があります。新たに新幹線も通りましたよね。

野崎
毎日の仕事をする上で、東京と比べるとかなりイージーです。満員電車がない(笑)。ドアが閉まらない現象がまずないので、それはすごく良いなと思います。乗れなかったら全然次ので行ったり、職場に遅れたりする感覚が普通になっているので、無理して乗らないです。本数が少ないのは仕方ないです。増やしたところで乗る人がいないので。

齋藤
汽車通勤しているのね。

野崎
汽車です。

齋藤
電車ではなく、汽車なんです。電車は路面電車のこと。汽車と言ったら、いわゆるJR九州の長崎線のことを指します。

野崎
方言って感じです。

――他に特徴的な方言はありますか?

齋藤
長崎ローカルだったら、「わい、やぜかっさ」とか。「お前、めんどくさい」って意味です。「わい」がお前で、「やぜか」が「めんどくさい」「うざい」。

――それは日常的に使うんですか?

野崎
言います。嫌なメールが来たら「やぜかなー」とか言う人はいっぱいいます。私は職場では言わないように気を付けていますけど、年3回ぐらいは言うかもしれない(笑)。結構、時と言葉と相手を選ぶ方言です。

齋藤
これを会社の中で上司とかに言ったらマジでキレられます。

〈個性豊かな島、五島。へトマトという祭ではふんどしいっちょの男(イケメン)たちが抱えてる草履に独身女性を乗せていきます。他にもここには書けないようなお祭りも(野崎)〉

野崎
長崎の中でも地方ごとで方言がいっぱいあるんですけど、五島に行った時に方言すごいなって思ったのは、「みじょかねー」とか言うんです。「可愛らしいね」っていう意味らしくて、「みじょか、みじょか」とかは結構おばちゃんたちが言っていますね。

齋藤
五島の言葉はまじで分からないです。僕は、ばあさんが五島で、長崎県内なのに異国の言葉並みに分からないです。

〈たまたま「くんち」の練習現場に遭遇!本番さながらの気合の入った姿に多くの見物客が釘付けになっていました〉

――長崎では「くんち」が有名ですよね。こういった伝統的なお祭はどういった存在ですか?

齋藤
くんちは中心部の人たちが街ごとに、例えば龍踊りとか催し物を出すんですよ。僕は郊外に住んでいたから祭自体にはあまり関わらなかったです。小さい頃のくんちの思い出だと、祭の催し物よりも露店。めっちゃ出るんですよ。僕的にはそれがくんちのイメージです。古い街並みが残っている浜町や新地の中華街とか、あの辺が中心になっているんですよね。

野崎
くんちって長崎の歴史を反映しているお祭だと思うんですよね。オランダ船、唐人船、御朱印船って、それぞれオランダ、中国、ベトナムの歴史を反映させたパフォーマンスをするような演目になっているので、「長崎と言えば、くんちだろう」くらいの感じ。私も諫早だからテレビでしか見たことがないんですけど、地元の人にとってはもうガチの「俺たちの祭だ」感はあると思います。すごく地域に根付いたお祭りですね。

〈異国情緒溢れる長崎。ロマンをあちこちで感じられます〉

齋藤
「くんちバカ」って言葉があるんですよ。くんちをやる人はもう数ヶ月前からくんちのことしか考えないっていう。

――幸せなことのように思いますが…。

野崎
いや、大変だと思いますよ。走り込みとか。ガチなんですよ。

齋藤
めっちゃ大変。なんか最近、ランタンの方が段々メジャーになってきているような気がするんですよね。

野崎
ですよね。くんちより、オープンな感じはします。

齋藤
ランタンって僕が小さい頃はなかったんです。

長崎市内に中国の寺がいっぱいあるんですよ。旧正月になったら爆竹をバンバン鳴らして、豚の頭を叩くのは知っていたんですけど、それを県や市が主導してイベント化した結果、かなり成功した例なんですよね。一説では、1月、2月は観光的にオフシーズンなので、新しい催し物をするために、旧正月の物を色んな形でテコ入れしてイベント化していったと。今はそっちの方が人が集まっているような気がします。この前も、福山さんと仲里依紗さんが皇帝パレードをやっていましたね。そっちの方が集客というか、くんちよりもメジャーになってきている感はあります。

野崎
ランタン祭、ランフェスは長崎市内が真っ赤、真っ黄色になるお祭です。どこを歩いていても「うわ、中国」みたいな感じで、観光客の皆さん的にはすごく楽しくて、「異世界に来たな」「外国みたい」な感覚を覚えられるような時期だと思います。開催期間がすごく長くて、2週間3週間くらいあるので、その期間に適当に来て適当に帰るみたいな。「この日に行かなきゃ!」っていうのがないから、結構ハードルは下がっていいのかなと思います。

〈長崎の中華街は横浜、神戸と比べて小規模ですが、最も長い歴史を誇ります〉

――外国を感じられる話で言うと、グラバー園や出島はすごく良いなと思ったんですけど、中華街はちょっとがっかりしました(笑)。

野崎
1番短いって言われてますもん。

齋藤
めちゃめちゃ小さいよ。でも中学校の同級生とかは普通にあの辺の子がいたよ。

野崎
同化しすぎて分からなくなっているんですよね。

――スポーツではサッカーチームのV・ファーレン長崎や、バスケチームの長崎ヴェルカがありますね。

野崎
住んでいる身からすると、V・ファーレンやヴェルカ長崎が出てきたら「あっ!ジャパネット」って思います。

齋藤
ジャパネットがここまで良くしてくれるとは思わなかったですね。あの企業がここまでやってくれるとは…。長崎市や長崎県は「ジャパネット様様」と思っているんじゃないですかね。

――「ジャパネットたかた」は長崎の人々にとって特別な存在ですか?

齋藤
元々、佐世保のカメラ屋なんですよ。小さい頃からテレビショッピングをやっていたんですけど、ここまで大きくなって、ここまで良い企業になるとは思わなかったです。今度、全部還元してスタジアムを作るし。だから、すごいな、社会的責任を果たしている企業だなって。すごく良いイメージを持っていますね。

野球とサッカーで言ったら、サッカーかな。森保一監督は野崎さんと同じ高校だもんね。

野崎
はい、日大です。

齋藤
前の日本代表キャプテンの吉田麻也選手も長崎出身だし。古い世代のサッカーのイメージ。高木琢也や三浦淳寛とか今監督になっている人たち。大久保嘉人も。国見高校が強かったんですよ。

――プロ野球チームを応援するとすれば、ソフトバンクスホークス。そんなことはないですか?

齋藤
僕は福岡にずっといたから、ソフトバンクファンではあるんですけど、長崎の人はあんまり…どこでもいいと思います。

野崎
どこでもーーっていう感じ。

〈2024年10月にオープンする長崎スタジアムシティ。こけらおとしで地元のスター福山雅治さんがフリーライブを開催します〉

――せっかくなのでジャパネットが大きく関わっている新スタジアムの話も聞きたいです。

野崎
駅チカでアクセスが良いスタジアムです。長崎駅周辺に色んな行政の施設、良いホテル、外資系のホテルがぎゅっと集まってくる中で、もう少しで建設が終わります。大きいキラキラしたスタジアムができるんだなってイメージです。

アリーナとサッカーのスタジアムが併設されていて、商業ビルの中にテナントも入れたり、ホテルも中にあって。ホテルの部屋からサッカーの試合が見られたり、宿泊者限定の観覧エリアで飲みながらサッカーを見られるとか、色々できるようになるらしくて、いつか行きたいなと思っています。

――この勢いでV・ファーレンはJ2からJ1に上がらないといけませんね。

野崎
そこが大事なのかもしれませんね(笑)。

〈V・ファーレン長崎の本拠地、トランスコスモススタジアム長崎。諫早駅から徒歩で20分以上かかるのがネックです。新スタジアムの開業でアクセスが格段に向上します〉

【マイ・ベスト・フォト・オブ長崎】

――ここからは、長崎で撮ったお気に入りの写真を紹介してもらいます。

野崎
長崎駅の1番西側から見たらこういう写真が撮れます。JRで長崎に来たところの最終地点です。よく見たら切れ端みたいのが2つあって、その先がホームになっているんですよ。長崎らしくて、日本の端っこの駅らしいなって。あんまりメジャーじゃないところが良いなと思ってこの写真にしました。

齋藤
これ僕の実家です。実家から見た景色です。奥にうっすらと見えるのが伊王島なんですよ。目の前が海でサンセットがよく見える感じになっていて、実家の景色は良いなと思います。長崎は海、海、海。逆に言えばもう海しかないですから。

僕が1番好きで、1番帰ったら食べたいのがトルコライスなんです。もうカロリーの塊。スパゲッティとピラフとかカツが全部乗っかってる、40代後半、50代の人は食べちゃいけないような食べ物なんですよね。でもなんかね、帰ったら食べたくなる。

これ一応、なんでトルコかって言ったら、色んな説があるんですけども、スパゲッティがイタリアでカレーピラフがインドで、色んなものが混ざってその中間だからトルコと付いた説があるんです。

「長崎で何を食べたらいいですか?」って聞かれたら、「トルコライス」って答えます。「ちゃんぽんはリンガーハットで食べられるから。トルコライスを食べなさい」って言います。ちなみにこれは浜町にある「ボルドー」です。めちゃ有名。


これはザ・長崎ですよね。長崎駅前なんですよ。もういきなりこんな感じなんですよ。階段、坂、そして上の方が多分ホテルなんですよね。ずっとここまで家があるという、ザ・長崎的な写真です。もう坂しかないです。平地ないです。

【ライバルは〇〇県】

――ずばり意識している県はありますか?

野崎
ライバルと言うと角が立つので、一旦の回答は「なし」。なんですけど、憧れというか元気さみたいなところで言ったらやっぱり、首都圏はいいなって思いますね。東京、大阪、福岡とか。長崎は住んでいると分かる、先細り感みたいなところがあるので。道を歩いていても、おじいちゃん、おばあちゃんしかいないんですよ。

齋藤
長崎に帰ってびっくりするのって、空港から街の中心までバスで行って降りるんですけど、20時ぐらいに着いた時、「人いねえ!」って思っちゃうことです。町田や登戸とかの方が人多いんですもん。思案橋って飲み屋街の繁華街があるんですけど、「人歩いてねえ」って思っちゃいます。大丈夫かなっていうのは、思いますね。

〈長崎空港から長崎駅までは、乗るバスにもよりますが45分ほど。空港を出るとすぐに海が見えます〉

――興味深いなと思ったのは、首都圏というと僕は勝手に東京などをイメージしていたんですけど、福岡が出てくるあたりはちょっと福岡を意識しているのかなと。どうですか、「同じ九州で負けられないぞ」みたいな気持ちはありますか。

齋藤
負けられないというか、福岡には憧れですね。長崎人は憧れを持っています。1番最寄りの都会で、例えば海外に行く時も福岡空港まで行くのが多分1番早いんですよね。色んなものがあって、福岡が最寄りの大都会なのかな。

野崎
おっしゃる通りです。戦おうと思わない(笑)。

齋藤
対等的な関係じゃないの。何をやってもちょっと憧れになっちゃう。

――齋藤先生にとってのライバル県はどこですか?

齋藤
僕は今、長崎県のライバルは佐賀県だと思っています。佐賀の人には本当に申し訳ないんだけど…長崎は一応観光地だし、知られているイメージがあるけど、「佐賀ってまじで何もない」って意識だったんですよ。

おそらく、長崎の観光地というプライドやアイデンティみたいなものからすれば、佐賀はちょっと見下してる部分があったんです。ただ、佐賀県、色々頑張ってるんですよね。知名度向上やインバウンド、東南アジアからの集客とかで。だから長崎のライバル、佐賀と切磋琢磨で成長していけばいいのかなと思っています。

〈ふとした瞬間に福山雅治さん(の写真)と視線がぶつかります。幸せのときめき覚えています〉

【県民スター栄誉賞】

――長崎で1番のスターを決めてもらいます。一択なような気もしますが…

齋藤
もうそれは福山さんしかいないでしょうね。

野崎
ベタベタですけど、福山さんだと思います。

齋藤
あと森保監督?

野崎
あと仲里依紗さんとかですかね。

齋藤
ジャパネットたかたの高田社長、古い世代だと、さだまさしさんとかもね。川口春奈さんは五島の星だね。

〈(C)西日本新聞〉

――長崎の方にとって、福山雅治さんはどういう存在ですか。

野崎
神ですね。なんかもう神格化されているような扱いを受けています。

齋藤
僕の母親が福山雅治の母親と以前同僚だったんですよ。福山雅治がテレビに出だした頃、ドラマを見てて、「友達の子供が出とるけん見る」とか言ってて。「誰の子供?」って聞いたら、「福山のおばちゃんの子供」って。僕も、小さい頃に何回か会ったことあるんです。だから福山雅治はやっぱり、なにかずっと追ってしまう人です。そして、高校卒業後、福山雅治は1回就職するんですよね。就職してやめて、夜行列車に乗って東京に出てって話があるんですけども、その時勤めていたのが僕のおじさんが勤めている会社なんです。

神みたいになっちゃったから、もう長崎を背負って立つとか、長崎の市長か県知事になりゃいいのになってレベルですよね。

野崎
もし福山さんが知事になったら、私、絶対秘書課に行かせてください(笑)。

――長崎あるあるをもう少し。他県ではあまり見ない長崎の日常はありますか?

野崎
シスターがよく歩いています。電車に乗っていたり、ランチしていたりして、可愛いなって。

齋藤
確かに、確かに。シスターが普通にバス乗ってるもんね。シスターの格好をして、普通に歩いているんですよ。

野崎
違和感なく。

齋藤
あとは、結構クジラ屋さんがあるから、僕はクジラが好きです。スーパーに売っています。

野崎
たまにイルカもありますよ。

――え!イルカって食べるんですか。

野崎
かかっちゃったら。基本食べないけど、網にかかっちゃったら食べるらしいです(笑)。

〈出島付近で名物の五島うどんを注文。すると出されたのは、想像していたよりも遥かにシンプルなトッピングのものでした〉

齋藤
クジラは結構食べるみたい。島の方とか昔、クジラですき焼きしていたらしいですよ。あと五島には、五島うどんがあるんですよ。それはいつも出されていたので、僕は今でも五島うどんが大好きです。そして長崎人が好きな魚、アラカブ。めちゃくちゃ美味い。野崎さん、アラカブは美味しいよね。

野崎
はい、そこら辺で獲れますよ。

齋藤
岸壁でぼちょんって岩場に入れたら釣れるんですよ。でっかいのは刺身で、ちっちゃいやつは味噌汁にしたらめちゃくちゃ美味いです。東京で言うとこのカサゴです。

――素敵なお話をたくさんありがとうございました。最後に、今後の長崎に向けて熱いメッセージをお願いします!

齋藤
福岡になろうと思っても無理なんです。長崎は遠くて地理的な条件も悪い。でも「今のままでいいんじゃない?」って思います。住んでない人間が言うのはおこがましいですけど、僕は正直、「新幹線いらないんじゃない?」って思っていたりします。むしろ遠くてもわざわざ旅行に行く価値があるような場所になってほしいです。

色んなものができて便利だと思うんですけど、変わらずにいてほしいし、残っていてほしい。必ずしも、色んなものができてってだけじゃなくて、違った形の発展とか、そういうものがあればいいなと。良い意味で自然があって、魚が美味しいとか、文化的な特色がそのまま残って、サステナブルに持続していくような街になってくれればいいのかなと思っています。

野崎
若い人にいっぱい帰ってきてもらいたいです。人口が減っていく中で 1番そう思います。五島や離島は特に高齢化が進んでいるんですけど、その土地の良いものは残して、新しい世代のために新しいものは取り入れつつ、良いとこ取りをしながら、良いところを組み合わせながら、若い人に帰ってきてもらえるような場所を作っていきたいです。友達がいっぱい帰ってきてほしいなと思いながらずっと仕事をしたりもしているので、もうちょっとキラキラした街を作っていけたらいいなと思っています。

〈「長崎っぽいポーズを!」とリクエストしたところ、試行錯誤の末に辿り着いたのが、この“Nポーズ”です〉

地球の過ごし方【スタヴァンゲル】

2023年09月25日

地球の過ごし方

〈中流世帯でもヨット保有が普通。海辺の街には個人保有のヨットがずらりと並んでいる〉

ココが魅力!
生活水準が高い!

コリャたまげた!
電気自動車が主流。見かける車の1/3はテスラT!

コレだけは覚えて!
takk!
ありがとう!

Reported by S.T.

地球の過ごし方【五島列島】

2023年09月25日

地球の過ごし方

ココが魅力!
青い空、青い海。そう、ここは日本の西果て五島列島。最近では朝ドラのロケ地になってたり、移住先として人気が高いことでよくメディアで取り上げられています。

それもそのはず、ここには人を癒す魅力がたくさん。青い空、青い海は小さな悩みなんて吹っ飛ばしてくれるくらい綺麗で壮大。海の幸や山の幸、そして何より島ならではの人の温かさ…。

大学を卒業してから赴任先が五島だと人事課から伝えられた時は頭が真っ白になったけれど、いま思えば心底五島でよかった〜。

長崎港から船で2時間、長崎空港から小型飛行機で30分、福岡空港からは40分!

自然が好きな人、魚釣りが好きな人、美味しいお酒やすこしお節介な居酒屋が好きな人ぜひ五島へ。

コリャたまげた!
・え、魚安っ!
スーパーの魚の値段が破格。いいサイズの鯛が400円台なんて…。お店の刺盛りも破格で新鮮。

・電車ない!
あたりまえだけど島には電車がない。移動手段は車。レンタカー屋さんはたくさん。

・イケメン多い!
なぜかは分からないけれど、五島のにいちゃんたちはイケメンが多い。美女も。昔から外国との交流があってたくさん血が混じってるからという風説も。

・居酒屋は知り合いばっかり
狭い島だから大体お店では知り合いと遭遇。メリットは流れで知り合いのキープボトルからお裾分けしてもらえること。ちなみに"一杯返し"という名の五島の飲み会ルールも存在する。

・奇祭が多い
へトマトという祭ではふんどしいっちょの男(イケメン)たちが抱えてる草履に独身女性を乗せていく。(由来に定説はないそう)
なぜか青森のねぶた祭りがある。(ラッセーラ〜)
ほかにもここには書けないようなお祭りもある。

おすすめの過ごし方!
・夏は海!1番有名なのは高浜海水浴場だけど、個人的なおすすめのは香珠子(こうじゅし)海水浴場。SUPもできる。

・世界遺産巡り(潜伏キリシタンにちなんだ教会や島がたくさん)

・魚釣り。沖でも浅瀬でもたくさん釣れる。

・夜は居酒屋で海の幸、山の幸を食べる。おすすめは福江の"鉄平"、"風林火山"。

Reported by 久美子

地球の過ごし方【コルカタ】

2023年09月25日

地球の過ごし方

〈インドの街並み〉

ココが魅力!
食事は日本で提供されるインド料理そのものです!(もっと不衛生な感じ)
インドは広い国で、州ごとに言葉が違う程、同じ国ながら場所ごとにそれぞれ文化的特徴があり、ある意味で国内移動も海外移動をしている感じにさせられます。インド人の人柄は一言で「適当」。良し悪しある中、仕事の関係上はとてもエネルギーを要し、疲れるのが特徴。コルカタはインドの中でも特にインド感を最も味わえる場所だと思います(そこらへんに、牛、豚、馬が人間と同じように歩き回ってます)。貧富の格差が大きいのは事実も、皆さんどなたも幸せそうに暮らしている気がします。
言葉だけでは、感じれない面白さがインドにはあるので、ぜひ一度、旅行してみてください。

コリャたまげた!
・牛、豚、馬が普通に道路を走ってる。
・車移動がカーレース(最も衝撃的でした、慣れると問題ありません)。
・牛肉・豚肉がなかなか食べれません(鶏肉はその場でさばき新鮮でおいしい)。
・飲み屋ではみんな、爆音ミュージックの中、踊りまくる。
・ハエが想像以上に多い。

コレだけは覚えて!
「ティケ」
「おっけい〜」みたいな使い方をします。

Reported by 大井直樹

地球の過ごし方【シンガポール】

2024年03月09日

地球の過ごし方

〈これぞシンガポールビュー!〉

コレが魅力!

生活のしやすさ!東京23区程の小ささなので、移動に時間がかかりません。

コリャたまげた!

監視カメラの数に驚きます。

コレだけは覚えて!

「ダーパオ(打包)」
中国語で持ち帰りという意味。中華系のお店(ホーカーというフードコート等)でテイクアウトしたい時に使います。

Reported by naokilooool

地球の過ごし方【台北】

2024年03月12日

地球の過ごし方

〈アイスクリームとご飯食べ放題の火鍋屋さんが多いです〉

コレが魅力!

なんといってもご飯!!
小籠包、火鍋、水餃子、ルーロー飯、鴨血、何食べても美味しい。
あとは人が優しくて、平和。
少しパーソナルスペースが狭いところもあるのでいろんな人とぶつかりますが笑

コリャたまげた!

トイレはシャワーで掃除します!
なので、トイレは常に水びたし。

コレだけは覚えて!

「外帯(わいたい)」

テイクアウトの意味
食事はテイクアウト文化ご強いので覚えておくと便利。

Reported by Nahi

地球の過ごし方【チャンタブリー】

2023年09月25日

地球の過ごし方

〈ウォーターフロントの黄昏。いつ行っても風情がある〉

コレが魅力!
チャンタブリーはタイでも最も魅力的な町のひとつだ。タイでは宝石の都として、あるいは果物の美味しいところとして人気の観光地である。市内の中央には大きな湖の公園があるが、これはタイの地方都市のいわば定番である。この大きな湖の中央には結構広い島があり、この島では様々なスポーツができるような運動公園となっている。この公園の名はタクシン・マハラート公園と言うが、その名が示すようにタクシンゆかりの地である。

ただこの街を魅力的にしているのはやはり、川沿いのウォーターフロントエリアの旧市街地であろう。ここはチャンタブリー川に沿って古い味わいのある街並みとなっている。実際にここを歩けば川にしか見えないが、地図を見ればクローン・チャンタブリー、即ち運河となっている。つまり運河沿いに街が形成され、どこを歩いても画材となりそうな味わい深い旧市街の路地が続くのだが、運河にかかる小さな橋を渡ると、チャンタブリーのもう一つのシンボルと言われているフランス風のカトリック教会がそびえている。

それもそのはず、このタイ東南部の海岸地帯はベトナム、カンボジアに近く、それらを統治していたフランスの影響が色濃い土地でもある。否、そればかりか当地はタイの版図にありながらフランスの植民地になっていた時代があったのだった。それゆえにエキゾチックで、食べ物も美味しく、魅力的な町となっている。

〈宝石がゴロゴロ〉

コリャたまげた!
宝石の町だけに宝石市が定期的に開催され、その日には宝石がゴロゴロ、ジャリジャリと溢れている。どれも魅力的に見えるがやはり鑑定眼がないと適正価格で買うのは難しい。宝石の鑑定士と友達になって安い原石を買って運試ししてみようか。

〈ウォーターフロントの旧市街。そぞろ歩きが気持ちいい〉

コレだけは覚えて!

旧市街のウォーターフロントの魅力的なホテルはすぐにいっぱいになってしまうが、通りを1本ずらすと予約がなくても泊まれる魅力的なホテルがいっぱいある。そこからウォーターフロントの旧市街を歩き、橋を渡ってカトリック教会へ行く。暑いので帽子を被って散歩するだろうが、教会の中に入るにはちゃんと脱帽しないと中には入れてもらえない。

近くには牛肉を使ったクイティヨウの絶品レストランがあるが、他にも美味しいレストランがいっぱいあるので、自分で探してみよう。

Reported by Junichi

地球の過ごし方【チョンブリ】

2023年09月25日

地球の過ごし方

〈タイでは医療用大麻が解禁されました。一般家庭で大麻を育てています〉

ココが魅力!
バンコクへも、リゾート地へも車で行けます。

コリャたまげた!
タイのコンドミニアムやアパートでは、火は使えません。全てIH。

コレだけは覚えて!
「チョープタイマーク」
タイがとても好きです、という意味です。タイ人がとても喜ぶ!

Reported by 井上賢人

校友会ニュース