古美術研究会OB会「甃会」

ISHIDATAMIKAI

古美術研究会OB会「甃会」

青山学院大学古美術研究会は1965(昭和40)年、古美術(仏像、寺社建築、庭園、絵画、工芸品など)や歴史好きの仲間が集い、設立されました。
その後60年の歳月を経る中、後輩たちが途切れることなく活動を続け、今日に至っております。卒業生(OB・OG)は1,100名を超え、OB会組織「甃会」として親睦活動や現役学生との交流・支援、古美術研究の啓発活動を続けています。
70代から20代まで、青山キャンパスで過ごした風景はそれぞれの時代で異なっていても、私たちには共通のキーワードがあります。それは「甃」という文字、誰もが辞書を引かずに読めること。私たちは同じ石だたみの上を歩んでいるのです。

第3回古美研OBサロンが開催されました

2024年06月30日

前日の激しい雨も一転、午後から晴れ間も見えました。6月29日(土)2024年度第4回役員会を東京国際フォーラム会議室で行いました。

その後、17時半より「眞花」にてOBサロンを開催しました。なお、役員会の内容及び議事録等は後日改めてご報告いたします。

さて、復活したOBサロンも3回目となりました。24名の参加がありました。HPでもお知らせしました永田様、清水様をはじめ鬼籍に入られた会員の皆様を偲ぶ、献杯から始まりました。種村様(69年卒・建築班)がこれまで共に旅行されてきた写真のアルバムを作成し、お持ちくださいました。皆様が元気に各地を旅行されてきた写真の数々、仲の良さを改めて拝見することができました。

また、9月16日(月・祝)同窓祭に参加する甃会ですが、講演会・講師は赤塚雅己さん(80年日文卒、建築班)と決定しており、今回OBサロンに参加いただきました。

「源氏物語 ー最後のヒロインが求めたものー」これが同窓祭、講演のテーマ!

役員会からのお願いを快くお引き受けいただいた赤塚さんです。同窓祭では興味深いお話が聞けるものと確信いたします。講演会を多くの甃会会員で盛り上げていきましょう。役員会も全力でサポートさせていただきます。

同窓祭の内容については、「甃会からのお知らせVol.10」に掲載しております。7月中旬、他の郵便物と共にお送りいたします。是非ご覧いただき、9月16日は多くの皆様のお越しをお待ちしております。

今回のOBサロンも時間が足りない、盛り沢山の楽しい時間を過ごすことができました。

さて、次回のOBサロンは…

日程や場所など、山崎(井上)百合子さん(77年卒・建築班)・若月(大塚)あや子さん(77年卒・工芸班)を中心とした、次回幹事にお任せすることになりました。

開催のお知らせや参加についてなど、ホームページでご報告させていただきます。次回のOBサロンは皆様とどちらでお会いできるでしょうか。とても楽しみです。

 

第3回・古美研OBサロン開催のお知らせ

2024年06月03日

早いもので6月、これから雨のシーズンを迎えようとしておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、下記のとおり第3回めのOBサロンを開催いたします。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

日時:2024年6月29日(土)

   17:30~19:30

場所:「眞花」(しんか) 

    奥のVIPルーム(※前回と同じ場所です)

    有楽町JR高架下 東京都千代田区丸の内 3-7-14

 

参加申し込み方法

「甃会」HPコメント欄から

「甃会」HP「お問い合わせページ」から

③甃会事務局メールアドレス宛に

  メールアドレス:ishidatamikai@gmail.com

④ 亀村携帯へ080-9556-7145電話でも受け付けます。

※申し込み締め切りを6月26日(水)とします。

当日は役員会を実施、役員の参加も予定しております。楽しいひとときを、是非ご一緒しましょう!

「ゼロの焦点」大盛況のうちに終演しました

2024年05月27日

前回の記事でお知らせしました柏田道夫さん(1977年卒工芸班)作、青春座公演「ゼロの焦点」は(5月25日・26日上演)大盛況のうちに終演となりました。

松本清張生誕115周年、柏田さんが書かれた脚本を15年ぶりに再上演、というものでした。北九州芸術劇場中劇場は収容人数700人、ほぼ満席だったそうです。

観劇のレポートをいただきましたのでご紹介させてください↓

 

物語の展開にどんどん引き込まれていき、とても面白かったです。

小説も読まず、映画も観ていませんが、「ゼロの焦点」といえば男女のどろどろとした愛憎劇という印象でした。

今回の上演で、戦争によりそれぞれの事情を抱えた女性たち(パンパン)が、それぞれ懸命に生きていく姿があり、その延長上に今の私たちが生きていること、戦争のもたらした色々な悲劇などがきちんと描かれていて、心に響きました…。

80年も続いている市民劇団 青春座、素晴らしいです!

~亀村(旧姓松井)桂子さん(1978年卒絵画班)より~

「とても良い舞台でした。書いた本人が泣いた」と柏田さん、FBに投稿されていました。

「ゼロの焦点」をお芝居で?ここから信じられませんでしたが、観客の心を動かし、響いたのは、柏田さんの脚本あってこそと思います。 原作のエッセンスと、演じる劇団員の皆さんの熱き思い…相まって創り出された舞台。東京でも是非公演を!と願う者です。

(ご参考) 歴史ある市民劇団 青春座

松本清張生誕115年周年記念 第2弾、青春座

こちらも柏田道夫さん作「西郷札」が秋に公演される予定です。

 

公演が間近に迫りました

2024年05月13日

(1977年卒、工芸班)柏田道夫さん作 劇団青春座による「ゼロの焦点」が5月24日・25日に上演されます。松本清張生誕115周年とのこと、この公演についてお知らせいたします。

                                   柏田道夫・作  馬淵理麻・演出  権頭喜美惠・制作

劇団青春座名作リバイバルシリーズ、15年振りの再上演とのこと。柏田さんによると、映画版に強く影響を受けて舞台化したそうです。ミステリーを舞台で?想像を遥かに超えております。どんな作品になっているのでしょうね。

お近くの方、ご興味ある方、予定のつく方は是非!

第62回北九州芸術祭参加、劇団青春座第244回公演

「ゼロの焦点」

2024年(令和6年)

5月25日(土) 13:30開演 / 18:30開演

5月26日(日) 13:30開演

       全3回公演

会場

J:COM北九州芸術劇場 中劇場

  北九州市小倉北区室町1丁目1-1-11 リバーウォーク北九州6F

HPには申し込みフォームもありますので、詳細はこちらをご覧ください。

https://www.seishunza.com/公演年譜/2024-5ゼロの焦点/

 

GW明け、現役役員との意見交換会を実施しました

2024年05月08日

5月7日(火)時折り小雨降る中、アイビーホール1階・茶珈堂で現役古美研役員3名、甃会役員から2名が参加し、情報・意見交換会を行いました。お昼休みを利用した短い時間ではありましたが、貴重な時間を共有できました。

亀村会長から古美研の歴史、甃会についての概要、および今後の予定などをお伝えしました。特に来年は60周年を迎える古美研、そのための周年行事を計画中であることもお知らせしました。ここまで古美研が続いてきた、貴重な人の繋がりを理解していただけたなら嬉しいです。

現役役員からは今年度の入部状況や今後の活動についてお話をお聞きしました。新歓を5月22日に予定しているそうで、そこで入部人数など把握できるとのことですが、現在のところ登録者60名程、新入生も昨年同様3〜40人になるのでは?ということでした。間近な活動としては11日にアーティゾン美術館へ行くとのこと、月一の活動に加え、合宿も出来たら実施したいとの意欲もお聞きしました。

昔の合宿の様子、週二回あった活動のことなど、現役生からは羨ましがられました。昭和っぽさ(もろ昭和に生きており意識したこともないのですが)に憧れを持っているようです(苦笑)。

思えば、つい最近まで学校生活もままならない状況でしたので、私たちが過ごしてきた古美研・学生生活は青春を謳歌できた良き時代だったと気づかされます。規制の多かった辛い時期を乗り越えた現役生にも、これから思う存分、学生生活を楽しんでいただきたい。古美研がそのどこかに、そして今後も彼らの中に存在できたなら大変嬉しく思います。

甃会として、今年度も現役生を陰ながら応援してまいります。役員3名、明るい皆さんでした。古美研を引っ張ってくれることでしょう。

参加者

現役から 会長 迫田さん  副会長 奈良部さん  会計 室谷さん

甃会から 会長 亀村    副会長 渡辺(直)

 

 

会員情報:江東オペラ公演に出演

2024年05月01日

4月20日(土)21日(日)ティアラこうとう 大ホールにて、歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』歌劇『道化師』のオペラ公演がありました。この公演に、江東オペラ合唱団に所属する(1979年卒・絵画班)小林真子さんがソプラノとして参加されました。ご報告をいただきましたので、皆様にもお伝えさせていただきます。

〜鑑賞したお二人からのコメント〜

●79年卒業の小林真子さんがソプラノとして参加するという、初めての「江東オペラ歌劇」。皆さんの歌、踊り、演技ともに素晴らしかったです!

あの、大声を出すこともなかったサッコちゃん(小林真子さん)が生き生きと歌ったり軽やかに動く様子を見て、私たちも幸せな気持ちになりました。それになんと楽しそうなこと!20年もオペラを続けているそうです。

終了後に会ったサッコちゃんは、学生時代と変わらず、とても若々しかったです。

帰り道、いつもフワフワと夢みるような目をしていた彼女が、何かの折りに書いた「憧れ」という柔らかな文字を、思い出していました…。

●年賀状だけのお付き合いとなったサッコ先輩にお会いしたくなり、由比草刈り隊、語ろう会、サロン、にお誘いしてもつれないお返事ばかり…。

ですが、聞けば、「合唱をしていてオペラ公演の稽古で忙しい!」と。いざ会場へ向かうと舞台のサッコさん、愉しげで躍動感溢れる演技で、とても素敵でした。

オペラには一切興味の無い私でしたが、その面白さが少しわかった気がした1日でした。

 

皆様の中にも、こんなことを楽しんでいる、新しい世界を知った、ライフワークはこれ…などありませんか?お知らせをお待ちしております。自薦他薦を問いません。

 

2024年度第3回役員会を行いました

2024年04月29日

4月24日(水)14時より、アイビーホールグリーンエリアC室において2024年度第3回役員会を実施しました。GW直前ということもあり、平日水曜日の開催となりました。

さて、青山祭(9月16日開催)の講演会は、講師及びその演題も決定しました。今後、具体的な準備へと進めてまいります。展示につきましても、概要は定まってきました。また、60周年記念行事ですが、会場が絞られ最終決定段階へと入っております。内容についてもさらに検討を重ねてまいります、

議事内容・詳細につきましては、甃会HPよりご覧ください。

次回役員会は 6月29日(土)13時〜17時、(アイビーホールが予約できなかったため)東京国際フォーラムガラス棟6階で実施いたします。

🍻役員会終了後、17時半より古美研OBサロンが「眞花」(千代田区丸の内)にて実施されました。役員も参加、いつものことながら楽しい時間はあっという間でした。

 

いつもお元気! 1968~71年卒組の鎌倉合宿紀行

2024年04月21日

前回は奈良合宿旅行された皆様でした。今回は鎌倉合宿、その紀行文とお写真をいただきましたのでご紹介させていただきます。

4月15日~16日・1泊2日で鎌倉合宿を13名(日帰り4名)参加で行いました。

初日は電車のトラブルで北鎌倉駅集合(10名)の足並み揃わぬスタートとなりました。しかし汗ばむほどの好天に恵まれ、早出組は円覚寺と淨智寺を拝観し、北鎌倉の顔である建長寺で当初参加者が揃い、壮大な禅宗寺院の伽藍と本尊(地蔵菩薩)・天井画を参拝し、新婚カップルが晴れ着で撮影会を横目で見ながら、枝垂れ桜が満開で堪能できました。

遠隔地(大阪・名古屋)からの参加3名が鶴岡八幡宮前の食事処で合流し全員集合です。食事を取りながらお互いに近況報告後午後の散策スタートです。大半の健脚者は鎌倉宮・覚園寺・永福寺跡・浄妙寺・報国寺の金沢街道沿いを散策しましたが、事前準備の成果か落伍者もなく春爛漫の1日目の鎌倉散策を終えました。

夕食はいつも居酒屋風の和食でしたが、今回は駅近くのイタリアンのフルコースです。ワインで乾杯、洒落たムードに合わせ最初は小声の歓談でしたが、徐々にお酒が入ると散策話題から孫の受験・持病の治療や転んで怪我の報告等尽きることなく、少し小声で歓談するよう注意されても、旧交を温める楽しい時間が足りず、二次会での歓談延長戦で終了です。

翌日も好天に恵まれ、ホテルから鎌倉大仏の高徳院までタクシーで分乗。大仏の外観と体内を拝観し、長谷寺の本尊・十一面観音を参拝、展望テラスで湘南海岸を一望し全員感嘆!

長谷駅から江ノ電に乗り七里が浜下車、徒歩4~5分のテラスレストランで江ノ島を右に見て、海岸ではサーフィンを楽しんでいる長閑な風景を見ながらの昼食会も素敵でした。束の間の心の洗濯ができ、皆さんリフレッシュ完了です。 次回の候補地の話もいろいろ出るなか、七里ヶ浜駅で散会。個々の経路に合わせ、江の島、鎌倉方面へと帰路に着きました。

次回が有るか?乞うご期待!

(文責:69年卒・種村)

古美研機関紙「甃」59号が発刊されました

2024年04月21日

先日の「古美術を語ろう会」で現役生、新副会長の奈良部さんから発刊のご報告をいただきました。コロナウィルスから活動制限がなくなり、やっと思うように活動できるようになった2023年度でしたね。本日こちらに、表紙と2023年度会長大内さんの挨拶、並びに副会長谷田貝さんの編集後記をご紹介いたします。

また、本号に掲載されている現役の皆さんの力作タイトルは以下のとおりです。

●光と色彩のクロード・モネ

●建築から見る国立西洋美術館

●弥勒菩薩半跏思惟像

●古代メキシコ展とトウモロコシ

●栃木・鹿沼組子

●太宰府天満宮と菅原道真

●パトロンとしてのメディチ家

●会津のさざえ堂

文化祭も初めて、何かと初の活動が多かった中で、部として大きく成長できたこの1年だったのではないでしょうか。60年近く続いてきた古美術研究会ですが、その間、長く受け継がれてきた機関紙「甃」第59号の発刊を大変嬉しく思います。「甃会」は、現役の皆さんの活動に感謝するとともに、新年度も微力ながら応援させていただきたいと思います。

 

「春爛漫~江戸川沿いに歴史ロマンと美味を訪ねて」が実施されました

2024年04月15日

4月13日(土) 晴天に恵まれ、タイトル通り「春爛漫」の古美術を語ろう会となりました。参加者29名(うち2名は午後、帝釈天から参加)今回も10代から80代までと幅広い年代からのご参加でした。誰一人も代替案のバスを利用することなく、江戸川沿いを無事に元気に歩き、楽しい1日となりました。

例年、すでに桜は散ってしまった頃なのですが、今年はどうしたことでしょう。菜の花の春の香りの中を、まだ残る桜に迎えられ、時折吹雪く花びらに感動しながら、思わぬお花見までできました。

年齢も幅広ければ、参加も甃会を超えて校友6名、現役古美研生5名というバラエティに富んだもの。さらに時代も万葉集から昭和の寅さんの世界へと、こちらも幅広い歴史ロマンを歩くことができました。

ご参加の皆様、ありがとうございました。

市川駅からスタートし、万葉ロマンを訪ねて「手児奈霊神堂」へ

里見公園へと(羅漢の井・紫烟草舎・里見群亡の碑・明戸古墳石館など) →江戸川土手へ 矢切の渡しまで歩く、歩く…

→矢切の渡しから柴又へ→(昼食)再び集合「帝釈天で生湯を使い」の(帝釈天)経栄山 題経寺→大正浪漫、山本亭では庭園・和室・洋間を見学し、寅さん記念館へ こちらで解散

詳細、写真等は「甃会」ホームページよりご覧ください。

 

 

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